韓国語の反論表現:-건만・-기로서니・-으련마는の使い方
反論に使う-건만(노력했건만, 결과는 달랐다 — 努力したのに結果は違いました)、-기로서니(아무리 급하기로서니 거짓말을 하다니 — 急いでいてもうそをつくなんて)、-으련마는(있으련마는 — あるでしょうに)を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
説得力のある反論では、相手の言い分を認めてから異論を述べます。韓国語では三つの改まった表現が使えます。-건만は事実を認めつつ反する結果を示し(그렇게 노력했건만, 결과는 달랐다 — あれほど努力したのに、結果は違いました)、-기로서니は事情を認めても言い訳にはできないと示します(아무리 급하기로서니 거짓말은 안 되지 — いくら急いでいても、うそはだめでしょ)。-으련마는は、期待と現実のずれを表し、この例では実現したはずの結果を惜しみます(조금만 빨랐으면 됐으련마는 — もう少し早ければ、うまくいったでしょうに)。 第2章の今回は、相手の主張の一部を認めながら、反論を組み立てる方法を学びます。
討論の切り出し方では議論の始め方を学びました。今回は、その主張に応じる表現です。ただ否定するのではなく、認められる点を公平に認めてから、反論に移ります。
まずは、議論を検討するための語彙を見ていきます。
反論に使う単語10語
認めたうえで反論する-건만
語幹や過去を表す語尾の後に**-건만**を付けると、「〜なのに、それでも」と、事実を認めながら反する内容を続けられます。-지만に近い意味ですが、改まった文章に向き、もどかしさもにじみます。
그렇게 노력했건만, 결과는 달라지지 않았다 = あれほど努力したのに、結果は変わりませんでした。 자료는 풍부하건만, 정작 핵심을 비껴간다 = 資料は豊富なのに、肝心の論点から外れています。 여러 번 설명했건만, 그는 듣지 않았다 = 何度も説明したのに、聞いてもらえませんでした。 근거는 그럴듯하건만, 전제부터 틀렸다 = 根拠はもっともらしいのに、前提から間違っています。
前半に示した努力や長所が、期待した結果につながらない残念さがあります。反論では、-건만を使って相手の取り組みを認めた後で、それでも不十分な点を示せます。
事情があっても言い訳にはできない-기로서니
語幹に**-기로서니**を付けると、事情を認めつつ、それが後の行動を正当化する理由にはならないと示せます。아무리(いくら〜でも)とよく組み合わせ、後半で「それでも、してはいけない」といった判断を述べます。この副詞を伴わずに使うこともあります。
아무리 급하기로서니 거짓말까지 할 필요는 없었다 = いくら急いでいたとはいえ、うそまでつく必要はありませんでした。 아무리 화가 나기로서니 그런 말을 하면 안 되지 = いくら腹が立っても、そんなことを言っちゃだめでしょ。 아무리 바쁘기로서니 약속을 잊다니 = いくら忙しいからって、約束を忘れるなんて。 아무리 이익이 크기로서니 원칙을 버릴 수는 없다 = いくら利益が大きくても、原則を捨てるわけにはいきません。
-더라도(たとえ〜しても)は仮定を認める譲歩を表します。一方、-기로서니は、持ち出された事情を言い訳として退けます。「急いでいた」ことは認めても、うそをつく理由にはならない、という反論ができます。
期待と現実のずれを表す-으련마는
-으련마는は「〜でしょうが/〜だったでしょうに」と、推測や期待に反する事情を示します。後ろの마는は逆接を表し、文脈によって実現しなかった結果を惜しむ気持ちが加わります。下の「言うだけなら簡単でしょうが」の例は、過去の後悔ではなく、予想と現実の対比です。接続の違いは「席がある」と「理解する」の例で確認できます。
조금만 일찍 왔으면 자리가 있으련마는 = もう少し早く来ていれば、席があったでしょうに。 근거만 탄탄했으면 통했으련마는 = 根拠さえしっかりしていれば、通用したでしょうに。 말로는 쉬우련마는, 실천이 어렵다 = 言うだけなら簡単でしょうが、実行するのは難しいです。 사정을 알면 이해하련마는, 그러기엔 너무 늦었다 = 事情が分かれば理解してくれるでしょうが、そうするには遅すぎました。
この例の-겠-は推測を表します(자리가 있겠다 — 席がありそうです)。-으련마는は推測や期待と現実を対比し、文脈によっては残念さを余韻として残します。一つの文で、可能性を認めながら現実の問題を指摘できます。
文章で反論を組み立てる
期限が厳しかったことを失敗の理由にする相手への反論です。改まった文章で、認めてから反論する流れを確認します。
상대측은 자료를 충분히 모았다고 말한다. 분명 풍부하건만, 정작 핵심 쟁점은 비껴가 있다. 시간이 촉박했다는 변명도 있었다. 그러나 아무리 급하기로서니, 검증을 통째로 건너뛴 것까지 정당화되지는 않는다. 조금만 더 신중했으면 이런 허점은 없으련마는, 결국 결론은 전제부터 흔들리고 만다.
相手側は、資料を十分に集めたと述べています。確かに豊富ではありますが、肝心の争点からは外れています。時間が差し迫っていたという弁明もありました。しかし、いくら急いでいたとはいえ、検証を丸ごと省いたことまで正当化はできません。もう少し慎重であれば、このような弱点はなかったでしょうに。結局、結論は前提から揺らいでしまっています。
討論前に反論を練る
二人が反論を練っている会話です。同じ表現が会話の中でどう使われるかを見ていきます。
많긴 많건만は資料の多さを認めてから反論につなげ、아무리 급하기로서니は事情を認めても言い訳にはならないと示しています。안 뚫렸으련마는は、避けられたはずの弱点を惜しむ表現です。公平に認めたうえで、反論する流れを押さえてください。
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Q 1 / 5よくある質問
-건만はどのような意味で、-지만とどう違いますか。
-건만は「〜なのに、それでも」と、前の内容を認めたうえで反する内容を続ける、改まった文章語の接続語尾です。語幹や過去を表す語尾の後に付きます。
그렇게 노력했건만, 결과는 달랐다は「あれほど努力したのに、結果は違いました」です。日常的な-지만(〜ですが)との違いは二つあります。
第一に文体です。-건만は論説、演説、やや古風な文章や強調したい文章に向き、-지만は会話でも使う中立的な表現です。
第二に感情です。-건만には、前半の努力や期待が報われない残念さやもどかしさがにじみます。
相手の努力や資料の充実を認めた後で、それでも不十分だと指摘する反論に使えます。자료는 풍부하건만, 핵심을 비껴간다は「資料は豊富なのに、核心から外れています」です。
-기로서니はどのように使い、どんな文の形になりますか。
-기로서니は「たとえそうだとしても、それを理由にはできない」と、事情を認めつつ、それに続く行動を正当化できないことを示します。前半に아무리(いくら〜でも)を置き、後半に그래도/-면 안 된다(それでも/〜してはいけない)という趣旨を続ける形がよく使われます。
ただし、この副詞は必須ではありません。아무리 급하기로서니 거짓말까지 할 필요는 없었다は「いくら急いでいたとはいえ、うそまでつく必要はありませんでした」です。
-더라도(たとえ〜しても)より強く相手の言い分を退ける表現です。-더라도は仮定を認める譲歩を表しますが、-기로서니は、持ち出された事情が言い訳にならないことを示します。
「急いでいた」という前提は認めても、「だからうそをついてよい」とは認めない、という反論です。
-으련마는には、単なる推測の-겠-にないどのような意味がありますか。
-으련마는は「〜でしょうが/〜だったでしょうに」と、推測や期待に反する事情を続ける表現です。条件が満たされず、望んだ結果が実現しない残念さも表せます。
-겠-は、자리가 있겠다(席がありそうです)では推測を表しますが、それだけでは逆接の意味を持ちません。-으련마는は、期待と現実のずれまで示します。
조금만 일찍 왔으면 자리가 있으련마는は「もう少し早く来ていれば、席があったでしょうに」で、実際には遅くなり、席がない状況が含意されます。後ろの마는(〜ですが)が、残念な現実を言い切らずに余韻を残します。
議論では、条件が整えば実現したはずのことを認めつつ、実際にはそうならなかったと指摘できます。譲歩と反論を同時に表す、やや文学的な言い方です。