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韓国語のジレンマ表現:-자니・-을 바에(는)・-을망정

ジレンマを論じる-자니(올리자니 물가, 내리자니 경기 — 上げると物価、下げると景気が心配)、-을 바에(는)(포기할 바에 차라리 싸우겠다 — 諦めるくらいなら戦います)、-을망정(가난할망정 떳떳하다 — 貧しくても胸を張れます)を学びます。

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A

執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)

L6-07 🏆 レベル6 · TOPIK 6 ⚡ 最後に5問クイズ

韓国語でジレンマを論じるときには、三つの表現が役立ちます。-자니は両方の選択に伴う難点を示します(올리자니 물가가 걱정이고, 내리자니 경기가 걱정이다 — 上げようとすると物価が心配で、下げようとすると景気が心配です)。-을 바에(는)は一方を退けて別の選択肢を選び(포기할 바에는 차라리 끝까지 해 보겠다 — 諦めるくらいなら、いっそ最後までやってみます)、-을망정は一つの点を認めても、別の点では譲らない姿勢を示します(가난할망정 양심은 팔지 않는다 — 貧しくても、良心は売りません)。

政策をめぐる議論では、どの選択にも負担が伴います。こうした表現を使うと、難しい状況を整理しながら主張を述べられます。

韓国語の反論表現では、相手の主張に異論を述べる方法を学びました。今回は年金、環境、規制などを題材に、どちらを選んでも問題がある状況を示し、解決の方向を論じる文法を学びます。まずは難しい選択に関わる語彙から見ていきます。

政策のジレンマを論じる単語10語

딜레마
dil-le-ma
ジレンマ・板挟み
진퇴양난의 딜레마예요 — jin-toe-yang-nan-ui dil-le-ma-ye-yo — 進むことも退くこともできないジレンマです
정책
jeong-chaek
政策
새 정책을 발표했어요 — sae jeong-chae-geul bal-pyo-hae-sseo-yo — 新しい政策を発表しました
연금
yeon-geum
年金
연금 개혁이 시급해요 — yeon-geum gae-hyeo-gi si-geu-pae-yo — 年金改革が急務です
환경
hwan-gyeong
環境
환경 보호가 중요해요 — hwan-gyeong bo-ho-ga jung-yo-hae-yo — 環境保護が大切です
규제
gyu-je
規制
규제를 강화했어요 — gyu-je-reul gang-hwa-hae-sseo-yo — 規制を強化しました
대안
dae-an
代案・代替案
현실적인 대안이 없어요 — hyeon-sil-jeo-gin dae-a-ni eop-seo-yo — 現実的な代案がありません
절충
jeol-chung
折衷・双方を取り入れた妥協
절충점을 찾았어요 — jeol-chung-jeo-meul cha-ja-sseo-yo — 折り合える点を見つけました
우려
u-ryeo
懸念・心配
우려의 목소리가 커요 — u-ryeo-ui mok-so-ri-ga keo-yo — 懸念の声が大きいです
부담
bu-dam
負担
국민 부담이 늘어요 — gung-min bu-da-mi neu-reo-yo — 国民の負担が増えます
선택
seon-taek
選択
어려운 선택이에요 — eo-ryeo-un seon-tae-gi-e-yo — 難しい選択です

しようとすると問題が生じる-자니

動詞の語幹に**-자니**を付けると、その選択をしようと考えたときに生じる問題を示せます。

よく使うのは、**하자니…말자니…**のように二つを並べる形です。実行すると一つの難点があり、やめると別の難点がある、というジレンマを表します。

-자니 — それぞれの選択の難点
動詞語幹 + -자니(〜しようとすると、問題がある)

올리자니 물가가 걱정이고, 내리자니 경기가 걱정이다 = 上げようとすると物価が心配で、下げようとすると景気が心配です。 하자니 힘들고, 말자니 아쉽다 = やろうとすると大変で、やめようとすると心残りです。 세금을 걷자니 반발이 크고, 안 걷자니 재정이 빈다 = 税を集めようとすると反発が大きく、集めないと財源が尽きてしまいます。 떠나자니 정들었고, 남자니 답답하다 = 離れようにも愛着があり、残ろうとすると息苦しく感じます。

二つの選択肢を並べることで、双方の難点が一度に見えてきます。政策の議論で-자니が役立つのは、それぞれの道を選ぶと何が問題になるのかを、具体的に示せるためです。

〜するくらいなら:-을 바에(는)

動詞に**-(으)ㄹ 바에(는)を付けると、受け入れたくない選択肢を挙げてから、より望ましい選択肢へと話を進められます。後者が、より思い切った選択である場合もあります。副詞차라리**(いっそ・むしろ)とよく組み合わせます。

-을 바에(는) — 最初の選択肢を退ける
動詞 + -(으)ㄹ 바에(는)(〜するくらいなら)

포기할 바에는 차라리 끝까지 해 보겠다 = 諦めるくらいなら、いっそ最後までやってみます。 남에게 굽힐 바에 차라리 손해를 보겠다 = 人に屈するくらいなら、いっそ損をするほうを選びます。 대충 할 바에는 아예 안 하는 게 낫다 = いい加減にやるくらいなら、初めからやらないほうがましです。 미루다 후회할 바에 지금 시작하는 게 낫다 = 先延ばしにして後悔するくらいなら、今始めるほうがよいです。

는は省略でき、付けると対比が少し強まります。「この二つなら、前者は選ばない」という意味で捉えてください。後半に차라리や아예/낫다が続く形にも注目すると、文の組み立てが分かります。

たとえ〜でも譲らない:-을망정

動詞や形容詞に**-(으)ㄹ망정**を付けると、一つの点を認めながら、別の点では譲らない姿勢を示せます。「たとえそうでも、それでも」という、改まった、やや文学的な表現です。厳しい状況でも信念を保つ文によく合います。

-을망정 — 認めても譲らない
動詞/形容詞 + -(으)ㄹ망정(たとえ〜でも、それでも)

가난할망정 양심은 팔지 않는다 = 貧しくても、良心は売りません。 몸은 떠날망정 마음은 늘 함께다 = 体は離れても、心はいつも共にあります。 손해를 볼망정 약속은 지키겠다 = 損をしても、約束は守ります。 실수했을망정 고의는 아니었다 = 間違いはしましたが、故意ではありませんでした。

類似表現(유의) — -을지언정 ≈ -을망정
類似表現(유의): -을지언정

굶을지언정 빌어먹지는 않겠다 = 飢えても、物乞いはしません。 죽을지언정 항복은 없다 = 命を失うことになっても、降伏はしません。 가난할지언정 떳떳하다 ≈ 가난할망정 떳떳하다 = 貧しくても、やましいところはありません。 → -을지언정は、極端な状況を受け入れてでも別の選択は拒む、という決意を強く表しやすい形です。この譲歩の用法では、-을망정と多くの場合で置き換えられます。

二つの難しい選択に挟まれた政策

年金改革を題材にした論説文の例です。どちらを選んでも問題がある状況から、どのように主張を展開するかを見ていきます。

政策のジレンマ 論説文で使う-자니 + -을 바에 + -을망정

연금 개혁은 진퇴양난의 딜레마다. 보험료를 올리자니 청년층의 부담이 커지고, 그대로 두자니 기금이 바닥난다. 그러나 미래 세대에게 빚을 떠넘길 바에는 차라리 지금 고통을 나누는 편이 옳다. 인기를 잃을망정, 정치인은 표가 아니라 다음 세대를 보아야 한다. 절충은 가능하다. 다만 그 절충이 책임의 회피여서는 안 된다.

年金改革は、進むことも退くことも難しいジレンマです。保険料を上げようとすると若い世代の負担が増え、そのままにしておこうとすると基金が底をつきます。しかし、将来の世代に借金を押し付けるくらいなら、今、痛みを分かち合うほうが正しい選択です。人気を失っても、政治家は票ではなく、次の世代に目を向ける必要があります。折衷案を探ることはできます。ただし、それが責任逃れになってはいけません。

環境政策をめぐる二人の話し合い

政策チームの会話でも、同じ表現で選択の難しさと判断の理由を示せます。

政策チームの話し合い 会話で使う-자니 + -을 바에 + -을망정
공장 규제, 어떻게 하죠? 강화하자니 일자리가 걱정이에요. 工場の規制はどうしましょうか。強化しようとすると、雇用が心配です。
그렇다고 손 놓자니 환경 피해가 너무 커요. かといって、手をこまねいていては環境への被害が大きすぎます。
맞아요. 어설프게 규제할 바에는 차라리 제대로 하는 게 낫지 않을까요? そうですね。中途半端に規制するくらいなら、きちんと取り組むほうがよくありませんか。
동의해요. 비판을 받을망정 원칙은 지켜야죠. 賛成です。批判を受けても、原則は守るべきです。
대신 기업 부담은 단계적으로 줄여 주는 절충이 필요해요. その代わり、企業の負担を段階的に減らす折衷案が必要です。
좋아요. 욕을 먹을지언정 미루지는 맙시다. 分かりました。厳しく非難されても、先延ばしはやめましょう。
그럼 절충안으로 보고서 올릴게요. では、折衷案として報告書を提出します。

강화하자니と손 놓자니で両方の選択の難点を示し、규제할 바에는で中途半端な案を退け、徹底した対応を選んでいます。받을망정 / 먹을지언정は、不利益を認めても引き下がらない姿勢を表します。こうした表現を使うと、ジレンマを整理しながら判断の理由を伝えられます。

⚡ 2分チェック

Q 1 / 5
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よくある質問

-자니は-으려니や-자면とどう違いますか。

ここで比較するのは、いずれも「何かをしようとする」という意図に関わる用法ですが、その後に続く内容が違います。-자니は、ここでは「〜しようとすると」と、その選択を考えたときに生じる問題を示す接続語尾です。

提案を引用する-자고 하니の縮約形とは、用法を区別します。올리자니 물가가 걱정이고, 내리자니 경기가 걱정이다は「上げようとすると物価が心配で、下げようとすると景気が心配です」です。

このように二つを並べるとジレンマが明確になりますが、必ず対で使うわけではありません。-으려니(하려니)は、ここでは「〜しようとすると」に近く、行動に移ろうとする時点の気持ちを表します。

가려니 발이 안 떨어진다は「行こうとしても、なかなかその場を離れられません」です。-자면は「〜するには」と、助言や必要条件を続けます。

성공하자면 노력해야 한다は「成功するには、努力が必要です」です。二つの選択の難点を並べて示すときには、-자니が役立ちます。

-을 바에(는)はどんなときに使い、なぜ차라리とよく組み合わせるのですか。

-을 바에(는)は「〜するくらいなら」という意味です。受け入れたくない選択肢を先に挙げ、より望ましい選択肢へと話を進めます。

後者が、より思い切った選択になることもあります。포기할 바에는 끝까지 해 보겠다は「諦めるくらいなら、最後までやってみます」です。

後半で「それなら、むしろこちらを選ぶ」と述べるため、副詞차라리(いっそ・むしろ)とよく合います。굽힐 바에는 차라리 그만두겠다は「屈するくらいなら、いっそ辞めます」です。

-을 바에(는)は動詞に付き、는は省略できます。付けると対比が少し強まります。

二つの選択肢のうち、最初のものを退ける言い方として理解してください。

-을망정と-을지언정は置き換えられますか。

どちらも「たとえ〜でも、それでも」と譲歩を表す、改まった文章語の語尾で、意味はよく似ています。この用法では、多くの文で置き換えられます。

가난할망정 떳떳하다 ≈ 가난할지언정 떳떳하다は「貧しくても、やましいところはありません」です。ただし、響きには少し違いがあります。

-을지언정は、極端な状況を受け入れてでも別の選択は拒む、という強い決意を表しやすい形です。굶을지언정 빌어먹지 않겠다は「飢えても、物乞いはしません」です。

-을망정も同じように使えますが、もう少し穏やかに「確かにそうですが」と認める場合にも使います。실수했을망정 고의는 아니었다は「間違いはしましたが、故意ではありませんでした」です。

どちらも改まった発言や文章に向き、日常会話では-아도/어도(〜しても)がよく使われます。