韓国語で体験を語る:-더라고요・-데요・-었던の使い方
-더라고요で体験からの発見(직접 살아 보니까 다르더라고요)、-데요で自分の経験(그 집 진짜 맛있데요)、-었던/-던で過去の回想(예전에 살았던 동네)を伝える方法を学びます。
公開日:
執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語で体験を語るときは、回想の-더-に関わる3つの形が役立ちます。-더라고요は体験からの発見(직접 살아 보니까 진짜 다르더라고요 — 実際に暮らしてみると、本当に違いました)、-데요は自分の経験の報告(그 집 진짜 맛있데요 — あの店は本当においしかったです)、-었던/-던は過去を振り返って名詞を修飾する形です(예전에 살았던 동네가 그리워요 — 以前住んでいた街が懐かしいです)。
5級では、事実を伝えるだけでなく、どのように受け止めたかというニュアンスも表せるようにします。
これまでに-더라/-더군で自分が見聞きしたことを伝える表現と、-대요で人の話を伝える表現を学びました。
今回は、自分の経験を小さな発見として相手に伝える言い方を学びます。まず、体験談で使う語を確認します。
体験を語る10語
自分で経験して分かったことや、過去の思い出を話すときに役立つ語です。
体験して気付いたことを伝える — -더라고요
自分で見聞きしたり、体験して気付いたりしたことを伝えるには、動詞・形容詞の語幹に**-더라고(요)**を付けます。「実際に経験すると、こうでした」という発見を相手に知らせる表現です。
직접 살아 보니까 진짜 다르더라고요 = 実際に暮らしてみると、本当に違いました 그 식당 생각보다 맛있더라고요 = あの食堂は思ったよりおいしかったです 새벽에는 거리가 정말 조용하더라고요 = 明け方は通りが本当に静かでした 벌써 가 버렸더라고요 = 気付いたら、もう行ってしまっていました
過去に気付いたことを振り返る形です。今の気持ちをそのまま述べるつもりで저는 행복하더라고요とは言いません。ただし、後から振り返って自分の幸せに気付いた、という文脈なら使えます。回想の-더-が指す「気付いた時点」を意識すると、使い方が分かりやすくなります。
自分の経験を短く伝える — -데요と-대요・-는데요
**-데(요)**は、-더라고요と同じく自分の経験を振り返って伝える形です。よく似た3つの語尾を、情報の出どころや文の役割で区別します。
그 집 진짜 맛있데요 = あの店は本当においしかったです(自分で食べた経験) 그 집 진짜 맛있대요 = あの店は本当においしいそうです(伝聞。-다고 해요) 그 집 진짜 맛있는데요 = あの店、本当においしいですけど(やわらかな提示、相手の反応を待つ言い方) 어제 시험 어렵데? = 昨日の試験、難しかった?(相手が直接経験したことを尋ねる疑問文)
自分の経験を振り返るなら**-데요**、人の話を伝えるなら**-대요**、やわらかく述べたり含みを持たせたりするなら**-는데요が目安です。4級で学んだ伝聞の-대요と対比して、今回は-데요**を押さえます。平叙文では話し手自身の経験を述べ、疑問文(어렵데?)では相手が直接経験したことを尋ねます。
以前住んでいた街 — -던 / -었던
過去を振り返って名詞を修飾するには、-던や**-었던**を使います。-던は、そのとき進行中だったこと、習慣、中断した動作を思い起こします。-었던は、ひとまとまりの終わった出来事として捉えます。
자주 가던 카페가 문을 닫았어요 = よく通っていたカフェが閉店しました(習慣) 마시던 커피가 다 식었어요 = 飲みかけのコーヒーがすっかり冷めました(中断した動作) 어릴 때 살았던 집 = 子どもの頃に住んでいた家(終わった過去としての回想) 작년에 한 번 갔던 곳이에요 = 去年一度行った所です(1回の完了した出来事)
習慣や未完了なら던、完了した出来事なら었던が目安です。生まれたことのような一回きりの出来事には、었던を使うのが自然です(태어났던 집)。
海外で暮らした経験を友人に話す
友人同士が近況を話しています。今回の表現が会話でどう使われるかを見ていきます。
친절하더라고と맛있더라고は体験からの発見を伝え、맞데?/좋데?は相手が直接経験した感想を短く尋ねる形、가던/먹었던は過去を振り返る連体形です。
⚡ 2分チェック
Q 1 / 5よくある質問
-더라고요は、単純な過去形と何が違いますか。
-더라고요は、自分で見聞きしたり体験したりして、気付いたことを伝える表現です。그 영화 재미있었어요は「あの映画は面白かったです」という事実の説明です。
그 영화 재미있더라고요は、実際に見て面白いと分かったことを、新しい情報として相手に伝えます。動詞・形容詞の語幹に付きます(좋다 → 좋더라고요、가다 → 가더라고요)。
気付いた時点ですでに終わっていたことには、過去の形を重ねられます。벌써 가 버렸더라고요は「気付いたら、もう行ってしまっていました」です。
今の気持ちや自分が意図的に行う動作をそのまま述べる形ではありません。ただし、後から自分の気持ちや行動を振り返り、意外な発見として述べる場合には使えます。
-데요、-대요、-는데요は、どう区別しますか。
-데요は、自分が経験したことの回想です。-더라고요と意味が近く、그 집 맛있데요なら、自分で食べておいしかったことを伝えます。
-대요は-다고 해요の縮約形で、人から聞いた話を伝えます。그 집 맛있대요は「あの店はおいしいそうです」で、自分が食べたかどうかはこの形だけでは分かりません。
-는데요/-은데요の文末用法は終結語尾としても扱われ、接続語尾-는데と同じく背景を示したり、やわらかく述べて相手の反応を待ったりします。그 집 맛있는데요は「あの店、おいしいですけど」のような響きです。
自分の体験なら데요、伝聞なら대요、背景の提示や含みを持たせるなら는데요が目安です。4級の[間接話法](/ja/blog/korean-rumor-quotes/)で学んだ-대요と、今回の-데요を対比して覚えます。
名詞を修飾する-던と-었던は、どう使い分けますか。
どちらも過去を振り返る連体形です。-던は、過去に続いていたこと、繰り返していたこと、途中だったことを思い起こします。
-었던は、ひとまとまりの終わった出来事として捉え、現在は続いていないことも表します。자주 가던 카페は「よく通っていたカフェ」、마시던 커피は「飲みかけのコーヒー」です。
작년에 갔던 곳は「去年行った所」、어릴 때 살았던 집は「子どもの頃に住んでいた家」です。習慣や未完了なら던、完了した出来事なら었던が目安です。
生まれたことのような一回きりの出来事には、었던を使うのが自然です(태어났던 집)。