韓国語の推測表現:-나 보다と-은가 보다の意味と使い分け
動詞に付く-나 보다(비가 오나 봐요)、形容詞に付く-은가 보다(추운가 봐요)、状況から判断する-는 모양이다を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
-나 보다は、動詞を使って手がかりから推測するときの表現です。비가 오나 봐요は、傘などを見て「雨が降っているようです」と判断する場面で使えます。形容詞では-은가 보다を使い、추운가 봐요は「寒いようです」となります。-는 모양이다も「〜のようです」を表し、싸운 모양이에요は「けんかしたようです」という推測です。
표정(表情)や분위기(雰囲気)を見て、断定せずに考えを伝える表現です。3級では、相手の気持ちや、直前に何があったのかを推し量る言い方を学びます。
すでに学んだ-는 것 같다も、断定を避けて推測する表現でした。今回の3つは、実際に見聞きした手がかりから判断するときに使います。
눈치(周囲の様子や相手の気持ちを察する力)を働かせて、韓国語で状況を説明してみます。
気持ちや雰囲気を読み取るための10語
相手が何を感じているか考えるときに、次の単語が役立ちます。
動作について手がかりから推測する — -나 보다
動作について推測するときは、動詞の語幹に**-나 보다**を付けます。見聞きしたことを手がかりに、その原因や状況を推し量ります。
비가 오나 봐요 = 雨が降っているようです(みんなが傘を持っています) 두 사람이 싸웠나 봐요 = 2人はけんかしたようです(険悪な雰囲気です) 사람들이 모이나 봐요 = 人が集まってきているようです(外が騒がしくなっています) 아직 안 왔나 봐요 = まだ来ていないようです
現在の推測では、오다 → 오나 봐요のように動詞の語幹に付けます。싸우다の過去についてなら、싸웠나 봐요です。直接見た事実をそのまま報告するのではなく、「様子から考えると、そうらしい」と推測しています。
形容詞を使う場合 — -은가/ㄴ가 보다
形容詞では、まず子音で終わる語幹に**-은가 보다**、母音で終わる語幹に**-ㄴ가 보다**を付ける形を学びます。ㄹ語幹はㄹを落として-ㄴ가 보다を付けます。이다も、下の例のように名詞に続けて推測を表せます。ただし、形容詞の過去形や、「ある・ない」を含む形容詞には-나 보다を使います。それ以外の形容詞でも、会話ではこの形が使われることがあります。
날씨가 추운가 봐요 = 寒いようです(춥다 → 추운가、ㅂ変則) 기분이 안 좋은가 봐요 = 機嫌がよくないようです 저 사람 학생인가 봐요 = あの人は学生のようです(名詞 + 인가) 요즘 많이 바쁜가 봐요 = 最近とても忙しいようです
この課で練習する組み合わせは、動詞 → -나 보다、形容詞 → -은가 보다です。좋다 → 좋은가 봐요、크다 → 큰가 봐요、학생 → 학생인가 봐요となります。
様子から判断する「〜のようです」 — -는 모양이다
-는 모양이다も、手がかりから推測する表現です。見えている状況を落ち着いて説明する響きがあり、文章でも使われます。日本語の「〜のようです」「〜の模様です」に近い表現です。
다들 바쁜 모양이에요 = みんな忙しいようです 두 사람이 싸운 모양이에요 = 2人はけんかしたようです 밖에 비가 오는 모양이에요 = 外は雨が降っているようです
会話で싸웠나 봐요と言うと、その場で気づいた推測を口にする感じです。싸운 모양이에요と言うと、見聞きした状況を落ち着いて報告する感じになります。意味が近く、置き換えられる場面も多くあります。上の1つ目は形容詞の現在の連体形、2つ目は動詞の過去の連体形、3つ目は動詞の現在の連体形です。形容詞のパッチムのない語幹には-ㄴ、ㄹ語幹はㄹを落として-ㄴを付けます。
-는 것 같다とはどう違いますか
-나 보다 / -은가 보다 / -는 모양이다は、見聞きした手がかりから判断する表現です。何かに気づき、そこから結論を導きます。
-는 것 같다は、より広く使えます。根拠のある推測だけでなく、明確な根拠のない自分の印象も表せます。화났나 봐요では、ドアを強く閉めた、返事がそっけないなどの手がかりが想定されます。一方、화난 것 같아요は、なんとなくそう感じただけの場合にも使えます。
はっきりした手がかりがあれば-나 보다の仲間が使えます。「なんとなくそう思う」と伝えるなら、-는 것 같다が使いやすい表現です。
友達の気持ちを推し量る会話
2人のクラスメートが、もう1人の様子について話しています。3つの表現の使い方を見てください。
무슨 일 있나 봐요は何かがあったと推測し、화났나 봐요は怒ったという判断を伝えています。싸운 모양이에요は見聞きした様子からの推測です。그런가 봐요は、今は話を聞くタイミングではなさそうだという判断を控えめに伝えています。
どれも断定を避け、手がかりをもとに慎重に推測する表現です。相手の気持ちを決めつけずに話すための、3級で身につけたい言い方です。
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Q 1 / 5よくある質問
-나 보다と-은가 보다はどう使い分けますか。
この課では品詞を目安に学びます。動詞は-나 보다で、비가 오나 봐요(雨が降っているようです)、두 사람이 싸웠나 봐요(2人はけんかしたようです)と表します。
形容詞には-은가/ㄴ가 보다、이다には名詞に続く推測の形を使い、추운가 봐요(寒いようです)、학생인가 봐요(学生のようです)となります。いずれも、ぬれた傘、険悪な雰囲気、返事のないメッセージなど、見聞きした手がかりからの推測です。
ただし、形容詞の過去形や、「ある・ない」を含む形容詞には、動詞と同じ-나 보다を使います。そのほかの形容詞でも、会話では-나 보다が使われることがあります。
-나 보다と-는 모양이다はどう違いますか。
どちらも周りの状況を手がかりにした推測で、意味はよく似ています。-는 모양이다には、観察した状況を少し落ち着いて説明する響きがあり、文章でも使われます。
싸운 모양이에요(けんかしたようです)は様子を見て報告する感じで、싸웠나 봐요はその場で気づいた推測を口にする感じです。会話でとっさに推測するときには-나 보다がよく使われます。
-는 모양이다は状況を説明する場面に合いますが、意味を大きく変えずに置き換えられることも多くあります。
すでに学んだ-는 것 같다とはどう違いますか。
-나 보다、-은가 보다、-는 모양이다は、何かに気づき、そこから原因や状況を推測する表現です。-는 것 같다は、根拠のある推測に加え、明確な根拠のない印象や意見も表します。
이 영화 재미있는 것 같아요(この映画はおもしろいと思います)のような使い方です。화난 것 같아요は単なる印象でも使えますが、화났나 봐요は、怒っていると判断する手がかりがあることを感じさせます。