韓国語で変化を伝える文法:-더니・-어서인지の意味と使い方
変化を表す-더니と原因を推測する-어서인지、願望を表す만 같아도を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
気づいた変化を話すとき、-더니は自分が観察した以前の状態とその後をつなぎます(전에는 조용하더니 많이 변했네요 — 前はおとなしかったのに、ずいぶん変わりましたね)。-어서인지は原因を推測する表現です(요즘 바빠서인지 연락이 뜸해요 — 最近忙しいせいか、あまり連絡がありません)。만 같아도を使うと、以前のようであってほしいという願いも伝えられます(작년만 같아도 좋겠어요 — 去年と同じくらいならいいのですが)。
以前を振り返り、今との違いを伝えるための表現です。
これまでに、思いがけないことに驚きを表す言い方や、自分で見聞きしたことを伝える言い方を学びました。今回は、記憶にある「以前」と変化した「今」をつなぎ、その理由を推測します。
まずは、変化について話すための単語を見ていきます。
変化を伝える10の単語
「以前と今」を比べるときに使う単語です。
以前は〜だったのに、その後は — -더니
人や物事について自分が見てきた変化を伝えるには、語幹に**-더니**を付けます。観察した以前の状態と、その後の変化をつなぐ形です。
전에는 조용하더니 많이 변했네요 = 前はおとなしかったのに、ずいぶん変わりましたね 어제는 춥더니 오늘은 따뜻해요 = 昨日は寒かったのに、今日は暖かいです 동생이 열심히 하더니 합격했어요 = 弟(妹)は一生懸命頑張っていて、その後、合格しました 하늘이 흐리더니 비가 오네요 = 空が曇ってきたと思ったら、雨が降ってきましたね
3級で学んだ**-았/었더니との違いも押さえます。こちらは話し手自身の行動とその結果を伝える形として学びました。제가 운동했더니** 살이 빠졌어요は「自分が運動したら、体重が減りました」です。このレッスンでは、-더니はほかの人や物事を観察した変化、-았/었더니は自分でしたことの結果、という対比で練習します。
原因を推測する — -어서인지
原因を推測して「〜せいか、〜からなのか」と伝えるには、-어서인지 / -아서인지を使います。名詞の後ろは**(이)라서인지**です。理由を言い切らず、考えられる原因として示します。
피곤해서인지 집중이 안 돼요 = 疲れているせいか、集中できません 주말이라서인지 사람이 많아요 = 週末だからか、人が多いです 날씨가 좋아서인지 기분이 좋아요 = 天気がいいからか、気分がいいです 나이가 들어서인지 예전 같지 않아요 = 年を取ったせいか、以前のようにはいきません
-어서だけの場合と比べてみます。피곤해서 집중이 안 돼요は「疲れているので集中できません」と理由を言い切ります。피곤해서인지は「疲れているせいか」と不確かさを残します。-ㄴ지だけを付け足すと考えず、例文の形全体で「原因を推測する」と押さえます。
「〜と同じくらいなら」と願う — 만 같아도
現実がもっとよい状態に近づいてほしいと願うときには、만 같아도が使えます。「せめて〜と同じくらいなら」という表現で、ここでは望ましい状態を基準にしています。
마음만 같아도 다 해 주고 싶어요 = 思いどおりにできるなら、全部してあげたいです 작년만 같아도 좋겠어요 = 去年と同じくらいならいいのですが 옛날만 같아도 이렇게 안 힘들어요 = 昔と同じくらいなら、こんなにつらくはありません 체력이 예전만 같아도 좋을 텐데요 = 体力が以前と同じくらいあればいいのですが
ここでの例文には、残念な気持ちや少しあきらめたような響きがあります。去年、昔、以前の体力といった理想の状態を挙げ、今はそこに及ばないという思いを伝えています。
久しぶりに会って近況を話す
2人の友人が、共通の知人やなじみのある街の変化について話しています。-더니と-어서인지の使い方に注目します。
조용하더니 / 다니더니は話し手が見てきた変化を伝え、주말이라서인지 / 올라서인지は原因を推測し、예전만 같아도は以前の状態を願う気持ちを表します。変化、原因の推測、願望を分けて伝えられます。
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Q 1 / 5よくある質問
-더니と-았/었더니はどう違いますか。
形は似ていますが、何を経験として伝えるかが異なります。このレッスンの-더니は、人や物事について自分で見てきたことと、その後の変化や結果をつなぎます。
主語は観察している相手や第三者になることが多く、동생이 열심히 하더니 합격했어요は「弟(妹)は一生懸命頑張っていて、その後、合格しました」、어제는 춥더니 오늘은 따뜻해요は「昨日は寒かったのに、今日は暖かいです」です。一方、-았/었더니は、自分がしたことと、その結果を伝えるときに使います。
운동했더니 살이 빠졌어요は「運動したら、体重が減りました」です。ここでは、ほかの人や物事を観察した変化なら-더니、自分でしたことの結果なら-았/었더니という対比で押さえます。
主語の人称だけですべての用法が決まるわけではありません。
-어서인지にはどのくらい推測の意味がありますか。
「〜せいか、〜からなのか」という意味で、原因を確定せずに推測として伝えます。-어서だけなら、피곤해서 집중이 안 돼요「疲れているので集中できません」と理由を言い切ります。
-어서인지では、피곤해서인지 집중이 안 돼요「疲れているせいか、集中できません」と原因について不確かさを残します。-ㄴ지を理由の語尾にそのまま付けるのではなく、表現全体を1つの形として覚えます。
語幹末の母音に応じて피곤하다 → 피곤해서인지、좋다 → 좋아서인지となり、名詞には(이)라서인지を付けます。주말이라서인지 사람이 많아요は「週末だからか、人が多いです」です。
만 같아도は決まった表現ですか。
만 같아도は「せめて〜と同じくらいなら」というまとまりで覚えると使いやすい表現です。名詞に만「〜だけ」、같다「同じだ、似ている」、-아도を組み合わせ、基準となる状態にさえ達すれば、という条件を表します。
마음만 같아도は、したい気持ちはあっても現実には難しい場面で「思いどおりにできるなら」という願いを表します。작년만 같아도 좋겠어요は「去年と同じくらいならいいのですが」です。
このレッスンの例では、今よりよかった過去や理想の状態を基準に、そこまで届かない現実への残念な気持ちを伝えます。少しあきらめの混じった、しみじみとした響きがあります。