韓国語の頼み方・断り方:-는 김에・-고 해서・(이)라도
-는 김에(나온 김에 부탁 하나만 할게요=出たついでに一つお願いします)、-고 해서(비도 오고 해서 그냥 집에 있었어요=雨もあって家にいました)、(이)라도(다음에 차라도 한잔해요=今度お茶でもしましょう)で頼み方・断り方を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語で、相手に配慮しながら頼んだり断ったりする表現を学びます。-는 김에は、もともとすることに頼み事を添えます(나온 김에 부탁 하나만 할게요 — 出てきたついでに、一つお願いします)。-고 해서は、いくつかある理由の一つを挙げます(비도 오고 해서 그냥 집에 있었어요 — 雨も降っていたので、そのまま家にいました)。(이)라도は、受け入れやすい別の案を出します(다음에 차라도 한잔해요 — 今度お茶でもしましょう)。
相手の負担に配慮して頼み、断るときも事情や別案を添えるための表現です。
第6章では、実際のやり取りに役立つ表現を引き続き学びます。2級で学んだ丁寧な断り方をもとに、今回は頼み方も広げ、ただ「できません」と言うだけで終わらない会話を練習します。
三つの表現を学ぶ前に、お願いや断りの場面で使う語彙を見ていきます。
頼み事と断りに使う単語10選
お願いをするときにも、やわらかく断るときにも使える言葉です。
ついでにお願いする — -는 김에
相手がもともとすることに頼み事を加えるときは、-는 김에(〜するついでに)を使います。その機会を利用する、という点が大切です。
나온 김에 장도 봤어요 = 出てきたついでに買い物もしました 마트에 가는 김에 우유 좀 사다 줘 = スーパーに行くついでに牛乳を買ってきて 메일 보내는 김에 이것도 같이 보내 주세요 = メールを送るついでに、これも一緒に送ってください 온 김에 밥이라도 먹고 가 = 来たついでに、ご飯でも食べていって
これからする行動や進行中の行動には、動詞語幹に-는 김에をつけます。ㄹ語幹はㄹが落ちます。完了した行動では過去の連体形の-(으)ㄴ 김에を使います。-은 김에はパッチムのある語幹に付く形で、母音で終わる語幹では온 김에(来たついでに)のように-ㄴ 김에になります(ㄹ語幹はㄹが落ちて-ㄴ 김에)。-는 길에(〜へ行く途中に)とは区別します。가는 김에は「行くついでに」、가는 길에は「行く途中に」です。
理由をやわらかく添える — -고 해서
いくつかある理由の一つを挙げるときは、-고 해서(〜ということもあって)を使います。名詞につく도(も)は、ほかにも事情があることを示します。
비도 오고 해서 그냥 집에 있었어요 = 雨も降っていたので、そのまま家にいました 시간도 없고 피곤하기도 해서 안 갔어요 = 時間もなく、疲れてもいたので行きませんでした 배도 고프고 해서 먼저 먹었어요 = お腹もすいていたので、先に食べました 멀기도 하고 해서 다음에 가기로 했어요 = 遠いこともあって、次の機会に行くことにしました
비가 와서 집에 있었어요は「雨が降ったので家にいました」と理由を直接伝えます。一方、비도 오고 해서 집에 있었어요は「雨も降っていたので家にいました」と、ほかの事情も含ませます。事情を細かく言い切らず、やわらかく説明したいときに使えます。
「せめて〜でも」と別案を出す — (이)라도
第一希望でなくても受け入れられる案を出すときは、名詞に**(이)라도**(〜でも、せめて〜だけでも)をつけます。最初の案が難しいときに、別の選択肢を示せます。
다음에 차라도 한잔해요 = 今度お茶でもしましょう 시간 없으면 전화라도 해 주세요 = 時間がなければ、せめて電話でもしてください 잠깐이라도 얼굴 봐요 = 少しの時間でも会いましょう 바쁘면 메시지라도 보내 = 忙しければ、せめてメッセージでも送って
母音で終わる名詞には라도(차라도)、パッチムがある名詞には이라도(잠깐이라도)をつけます。만(〜だけ)との違いにも注意します。차라도は「お茶でも」と別案を示し、차만は「お茶だけ」と限定します。
라도は別の選択肢を示し、만は範囲を一つに絞ります。
お願いに、断りと別案で応じる
友達同士の会話です。一人が頼み事をし、もう一人はやわらかく断ってから別の案を出します。
나가는 김에で外出のついでに頼み、비도 오고 해서でほかの事情も含めながら断っています。대신 … 가는 김에に続く提案と、잠깐이라도 / 차라도は、代わりにできることを示しています。この会話では、ただ断るだけでなく、事情と別案を添えることでやり取りが続いています。
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Q 1 / 5よくある質問
-는 김에と-는 길에はどう違いますか。
似ていますが、意味が異なります。-는 김에は「〜するついでに」で、時間や手間の都合がよい機会に、もう一つの行動を加えます。
移動の途中でなくても使えます。컴퓨터 켜는 김에 메일도 확인했어요は「パソコンをつけるついでにメールも確認しました」です。
一方、-는 길에は「〜へ行く途中に」という意味です。집에 가는 길에 우체국에 들렀어요は「家に帰る途中で郵便局に寄りました」です。
김에は「何かをする機会を利用して」、길에は「どこかへ向かう途中で」と捉えられます。「外出するついでにお願いしたい」ときは나가는 김에を使います。
これからする行動や進行中の行動には-는 김에をつけます。すでにした行動には過去の連体形の-(으)ㄴ 김에を使います。
-은 김에はパッチムのある語幹に付く形で、母音で終わる語幹には-ㄴ 김에が付きます(ㄹ語幹はㄹが落ちて-ㄴ 김에)。온 김에 밥도 먹고 가は「来たついでにご飯も食べていって」です。
-고 해서と-아서/어서は同じ意味ではないのですか。
理由の示し方が異なります。-아서/어서は理由を直接伝えます。
비가 와서 집에 있었어요は「雨が降ったので家にいました」です。-고 해서は「〜ということもあって」と、いくつかの理由の一つを挙げる言い方です。
비도 오고 (피곤하기도) 해서 그냥 집에 있었어요は「雨も降っていて、疲れてもいたので、そのまま家にいました」です。名詞につく도(も)からも、ほかの事情があることが伝わります。
判断の理由や断る事情を、やわらかく説明するときに使えます。시간도 없고 해서 안 갔어요は「時間もなかったので行きませんでした」です。
理由を直接述べるなら-아서/어서、いくつかの事情を含ませるなら-고 해서が向いています。ただし、前者を使ったからといって、ほかの理由が一切ないとは限りません。
(이)라도はいつ使いますか。만との違いは何ですか。
(이)라도は「〜でも、せめて〜だけでも」という意味で、第一希望ではなくても受け入れられる案を示します。시간 없으면 전화라도 해 주세요は「時間がなければ、せめて電話でもしてください」、다음에 차라도 한잔해요は「今度お茶でもしましょう」です。
大きな頼み事には応じられなくても、小さな別案を出せるため、やわらかく断る場面でも役立ちます。一方、만は「〜だけ」と範囲を限定します。
물만 주세요は「水だけください」です。차라도は「お茶でも」、차만は「お茶だけ」となります。
別の選択肢を提案するなら라도、一つに限定するなら만を使います。母音で終わる名詞には라도(차라도)、パッチムがある名詞には이라도(잠깐이라도)をつけます。