韓国語のことわざ・身体の慣用句①:-듯이・-아라/어라の使い方
-듯이でたとえる表現(물 쓰듯이 돈을 써요=お金を湯水のように使います)、-아라/어라を使うことわざ(돌다리도 두들겨 보고 건너라=石橋もたたいてから渡れ)、손이 크다(気前がよい)や발이 넓다(顔が広い)などの慣用句を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の慣用句とことわざを、二つの文法と身体に関する表現から学びます。-듯이は、물 쓰듯이 돈을 써요(お金を湯水のように使います)のように様子をたとえます。命令形の-아라/어라は、돌다리도 두들겨 보고 건너라(石橋もたたいてから渡れ)のようなことわざに使われます。さらに、관용어(慣用句)には손이 크다(気前がよい)、발이 넓다(顔が広い)、입이 무겁다(口が堅い)などがあります。
こうした表現を知ると、会話で人柄や状況を具体的に伝えられるようになります。
4級の第6章では、慣用句やことわざを通して、日常会話の表現を広げます。
パンマル(韓国語のタメ口)で自然な会話を学び、社会の変化を扱う文章で言葉の背景を読み取ってきました。今回は、会話でよく使う決まった表現を加えていきます。
まずは、短い言葉で人柄を表せる、身体に関する慣用句から見ていきます。
身体に関する慣用句10選(신체 관용어)
身体の部位と形容詞を組み合わせ、文字どおりとは違う意味を表します。まとまりで覚えるのがポイントです。
「〜するように」とたとえる — -듯이 / -듯
様子を具体的にたとえるときは、動詞や形容詞の語幹に**-듯이**、または短い形の**-듯**をつけます。「〜するように」にあたり、ことわざにも使われます。
물 쓰듯이 돈을 써요 = 水を使うようにお金を使います 눈 녹듯이 사라졌어요 = 雪が溶けるように消えました 땀이 비 오듯이 흘렀어요 = 雨が降るように汗が流れました 불 보듯 뻔해요 = 火を見るより明らかです
この二つは置き換えられます。쓰듯이 = 쓰듯です。短い形の**-듯**は、決まった表現(물 흐르듯、불 보듯 뻔하다)で特によく使われます。
過去の連体形を使った마치 본 듯이 말해요は、「まるで見たかのように話します」という意味です。この場合は、語幹に直接つく接続語尾ではなく、連体形に依存名詞が続く形です。
ことわざに使う命令形 — -아라/어라
ことわざや言い伝えでは、命令形の-아라/어라で教訓を伝えることがあります。丁寧さを加えず、直接「〜しろ」と言い切る形です。親が幼い子どもに指示するときにも使います。
돌다리도 두들겨 보고 건너라 = 石橋もたたいてから渡れ 누워서 침 뱉지 마라 = 寝転んでつばを吐くな(自分にかかります) 아는 길도 물어 가라 = 知っている道も尋ねて行け(思い込みを避けます) 티끌 모아 태산, 한 푼이라도 모아라 = ちりも積もれば山となる、わずかなお金でも蓄えよ
語幹の最後の母音がㅏ/ㅗなら아라、それ以外なら어라をつけます。건너다 → 건너라、먹다 → 먹어라、보다 → 봐라のように、母音が続くと縮約する場合もあります。丁寧な会話では-(으)세요を使いますが、このことわざを引用するときは決まった命令形を保ち、건너세요には変えません。
覚えておきたいことわざ8選(속담 8)
돌다리도 두들겨 보고 건너라 — 石橋もたたいてから渡れ → 安全に見えることも慎重に確かめます 누워서 떡 먹기 — 寝転んで餅を食べること → とても簡単なことを指します 티끌 모아 태산 — ちりが集まって大きな山になる → 小さな積み重ねが大きな成果になります 발 없는 말이 천 리 간다 — 足のない言葉が千里を行く → うわさは遠くまで広がります 가는 말이 고와야 오는 말이 곱다 — 出ていく言葉がきれいでこそ、返ってくる言葉もきれいになる → 相手によく接すれば、相手からもよく接してもらえます 호랑이도 제 말 하면 온다 — 虎も自分のうわさをされるとやって来る → 「うわさをすれば影」にあたります 고래 싸움에 새우 등 터진다 — 鯨のけんかで海老の背が裂ける → 強い者同士の争いで弱い者が被害を受けます 시작이 반이다 — 始めることが半分にあたる → 一歩踏み出せば、半分は成し遂げたようなものです
발 없는 말이 천 리 간다では、말が「言葉」と「馬」の両方を意味することにも注目できます。短い表現の中に物事の見方が詰まっているため、韓国語の会話では、言いたいことを印象的に伝えるためにことわざを挟むことがあります。
慣用句で人柄を話す
友達同士が知り合いの話をしています。慣用句と-듯이が会話でどう使われるか見てみます。
발이 넓다 / 입이 가볍다 / 입이 무겁다は人柄を表しています。발 없는 말처럼と물 쓰듯이には、-처럼/-듯이によるたとえが使われています。さらに、돌다리도 두들겨 보고 건너라 / 티끌 모아 태산ということわざで助言を伝えています。七つの発言の中で、それぞれの表現が自然につながっています。
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Q 1 / 5よくある質問
-듯이と-듯はどう違いますか。
どちらも「〜するように」という意味で、-듯は-듯이を短くした形です。動詞や形容詞の語幹につき、様子をたとえます。
물 쓰듯이 돈을 써요 / 물 쓰듯 돈을 써요は「お金を湯水のように使います」、눈 녹듯이 사라졌어요は「雪が溶けるように消えました」です。長い形の-듯이も会話で使い、短い-듯は慣用表現やことわざでもよく見られます。
물 흐르듯は「水が流れるように」、불 보듯 뻔하다は「火を見るより明らか」です。また、-듯이と同じつづりでも、마치 본 듯이 말해요では「まるで見たかのように話します」という意味になります。
この例は過去の連体形に依存名詞が続く形で、語幹に直接つく接続語尾とは構造が異なります。日常的なたとえでは、쓰듯이と쓰듯は置き換えられます。
ことわざでは、なぜ하세요ではなく-아라/어라を使うのですか。
-아라/어라は丁寧さを加えない命令形です。건너라は「渡れ」、먹어라は「食べろ」、보아라/봐라は「見ろ」にあたります。
日本語の「石橋をたたいて渡れ」と同じように、ことわざでは強く言い切る形で教訓を伝えることがあります。そのため、돌다리도 두들겨 보고 건너라という決まったことわざを引用するときは、-아라/어라の形を保ち、건너세요には変えません。
親が幼い子どもに話すときや文章でも使われますが、普段の丁寧な会話では-(으)세요や해요を使います。-아라/어라は、ことわざの教訓や直接的な命令で使う形として捉えるとよいです。
손이 크다のような身体の慣用句は、文字どおりの意味ですか。
慣用句として使う場合は、単語を一つずつ訳すだけでは意味がわかりません。손이 크다は直訳すると「手が大きい」ですが、「気前がよい、料理などをたくさん用意する」という意味で使われます。
발이 넓다は「顔が広い」、입이 무겁다は「口が堅い」、귀가 얇다は「人の話に流されやすい」、눈이 높다は「理想が高い」です。語の組み合わせが決まっているので、「顔が広い」という意味では발이 넓다を使います。
발이 크다は足の大きさを表し、同じ慣用的な意味にはなりません。신체 관용어(身体に関する慣用句)は、一つの単語と同じように、まとまりで覚えると使いやすくなります。