韓国語の不満を表す文法:-고 들다・-고도・-아/어 대다
不満や対立を伝える3つの文法を学びます。
公開日:
執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語で不満や対立について話すときに使う、三つの文法表現を学びます。-고 들다は、相手に強く迫る様子を表します(왜 자꾸 따지고 들어요? — なぜしつこく問い詰めるのですか)。-고도は、行動とその後の態度の食い違いを示します(잘못하고도 사과를 안 해요 — 悪いことをしたのに、謝りません)。
-아/어 대다は、やめずに繰り返す行動への不満を表せます(계속 불평을 해 대요 — ずっと不平を言い続けます)。
強く迫る態度、予想との食い違い、繰り返しへのいら立ちを区別し、その後に仲直りするための言葉も学びます。
4級の第6章では、慣用句や日常のやり取りを扱います。お願いや断り方に続き、今回は相手への感情が伝わる表現を学び、最後に화해(仲直り)へとつなげます。
まずは、けんかに関する語彙から見ていきます。
不満や対立を表す単語10選
口論の場面と、その後の仲直りに使える言葉です。
相手に強く迫る — -고 들다
問い詰めたり、突っかかったりするように、相手に強く迫る様子を表すときは、動詞語幹に**-고 들다**をつけます。強引に問い詰めるような調子が加わります。
왜 자꾸 따지고 들어요? = なぜしつこく問い詰めるのですか 사소한 걸로 덤비고 들었어요 = ささいなことで突っかかってきました 무조건 대들고 들면 대화가 안 돼요 = むやみに反抗してきたら、話し合いになりません 자기 말만 우기고 들어요 = 自分の主張ばかり強引に押し通そうとしてきます
들다の前は、따지고、덤비고、대들고のように、語幹に-고を付けた形です。続く들다が、相手に迫る感じを加えます。この文脈では、따져요は「問いただします」、따지고 들어요は「しつこく問い詰めてきます」となり、後者では強引な態度が前面に出ます。
「〜したのに」と食い違いを示す — -고도
実際にしたことから予想される結果と、その後の行動が食い違うときに、-고도(〜したのに、それでも)を使います。ここでは-더라도のような仮定ではなく、事実を取り上げます。
잘못을 하고도 사과를 안 해요 = 悪いことをしたのに、謝りません 약속을 해 놓고도 안 지켜요 = 約束しておきながら、守りません 다 알고도 모르는 척했어요 = 全部知っていたのに、知らないふりをしました 그 말을 듣고도 가만히 있었어요 = その言葉を聞いたのに、何もせずにいました
したことと、その後に取るはずの態度との隔たりが、不満を伝えるポイントです。
-아/어도は事実にも仮定にも、-더라도は主に仮定に使います。잘못해도 괜찮아요(間違えても大丈夫です)は、まだ起きていない条件を示す例です。これに対して-고도は、実際にあった行動や状態を取り上げます。相手の実際の振る舞いに不満を伝えるときは、-고도が最も強く響きます。
繰り返す行動への不満 — -아/어 대다
相手がある行動をやめずに繰り返すことへの不満を伝えるときは、-아/어 대다を使います。動詞を-아/어形にして補助動詞を続けると、行動の繰り返しと、それに対するいら立ちを表せます。
아까부터 계속 울어 대요 = さっきからしきりに泣き続けています 옆에서 자꾸 불평을 해 대요 = 隣でしつこく不平を言い続けています 밤새 음악을 틀어 대서 잠을 못 잤어요 = 一晩中音楽をかけ続けられて、眠れませんでした 애가 사탕만 먹어 대요 = 子どもがあめばかり食べ続けています
このような場面では、繰り返す行動そのものが不満の対象です。ただし、楽しそうに笑い続ける様子にも使えるため、表現自体が常に否定的というわけではありません。
動詞の-아/어形に대다をつけます。울다 → 울어 대다、하다 → 해 대다、틀다 → 틀어 대다となります。
계속 울어요は「ずっと泣いています」と事実を伝えます。울어 대요は、この場面では繰り返しに困っている気持ちも含みます。
けんかから仲直りへ
友達同士がぶつかり、その後に仲直りする会話です。三つの表現がそれぞれどんな感情を伝えるか見てみます。
따지고 들었어は強く詰め寄る態度を、약속해 놓고도 / 잘못하고도は行動とその後の態度の食い違いを表しています。불평을 해 대니까は繰り返す不平へのいら立ちを伝え、풀자 / 화해하자が仲直りへのきっかけになっています。七つの発言で、対立から和解までの流れを確認できます。
⚡ 2分チェック
Q 1 / 5よくある質問
따지다だけでも問い詰める意味がありますが、-고 들다で何が加わりますか。
따지다だけなら、「詳しく問いただす、問題を指摘する、細かく検討する」という意味です。-고 들다を加えると、相手にしつこく迫る感じが強まります。
따지고 들다は「しつこく問い詰める」、대들다/대들고 들다は「反抗する/強く反抗してくる」、덤비고 들다は「突っかかってくる」です。動詞語幹に-고を付け、その後に들다を続けます。
-고 들다には、相手に強引に迫る否定的な調子があります。따져요が「問いただします」なのに対し、따지고 들어요は「しつこく問い詰めてきます」となります。
単に質問しているだけの場面と、相手に強く迫る場面を区別して使います。
-고도は-더라도や-아/어도とどう違いますか。
-고도は「〜したのに、それでも」と、先に示した事実から予想される結果との食い違いを表します。잘못하고도 사과를 안 해요は「悪いことをしたのに、謝りません」で、実際の行動を問題にしています。
-아/어도は「〜しても、〜なのに」と仮定にも事実にも使え、-더라도は「たとえ〜しても」と仮定の意味が強い表現です。잘못해도 괜찮아요は「間違えても大丈夫です」、잘못하더라도 솔직하게 말해요は「たとえ間違えても正直に話してください」です。
この課では、-고도で実際の行動とその後の態度の食い違いを示し、-아/어도 / -더라도で可能性としての条件を示しています。ただし、-고도は過去に完了した行動だけに限らず、現在の状態にも使えます。
実際の振る舞いへの不満を伝えるときに役立つ表現です。
動詞を単独で使わずに-아/어 대다を付けるのは、どのようなときですか。
-아/어 대다は、行動を盛んに繰り返す様子を一つの表現にまとめます。不満を述べる場面では、繰り返しに対するいら立ちも伝わります。
울어 대다は「しきりに泣き続ける」、불평을 해 대다は「不平を言い続ける」、소리를 질러 대다は「何度も大声を上げる」です。このように、やめてほしい行動への不満によく使いますが、繰り返す様子そのものを述べることもあり、常に否定的とは限りません。
例えば、楽しそうに笑い続ける場面にも使えます。-아/어 대다は、動詞の-아/어形に대다を続け、울다 → 울어 대다、하다 → 해 대다、먹다 → 먹어 대다となります。
계속 울어요は「ずっと泣いています」と事実を述べ、울어 대요は、この場面では「しきりに泣いて困ります」という気持ちを含みます。繰り返す行動自体が不満の対象になるときに使ってみてください。