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韓国語の直接引用:「…」(이)라고 하다と보고の使い方

友達の言葉をそのまま伝える친구가 "고마워"라고 했어요など、直接引用の「…」(이)라고 하다を学びます。

公開日:

A

執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)

L3-21 🧩 レベル3 · TOPIK 3 ⚡ 最後に5問クイズ

韓国語の直接引用は、元の言葉を二重引用符(큰따옴표・“”)で囲み、「…」(이)라고 하다を続けます。친구가 “고마워”라고 했어요は「友達が『ありがとう』と言いました」です。보고は言葉を伝えた相手を表す口語の助詞で、동생보고 빨리 오라고 했어요は「年下のきょうだいに早く来るように言いました」という意味です。

第6章では引用表現を学びます。人が話した言葉を、自分の文の中に取り入れて伝える方法です。

前の章は、パンマル(韓国語のタメ口・반말)の応用で締めくくりました。相手との関係に合わせて、話し方を選ぶ練習でした。

今回は、その話し方の違いにも注意しながら引用します。直接引用では、相手が使った言葉も丁寧さも、そのまま残します。日本語の「『ありがとう』と言いました」の「と」にあたるのが、라고です。

まず言葉をそのまま引用する方法を学ぶと、次のレッスンで扱う、文法の形を変える間接引用との違いも捉えやすくなります。

人の言葉を伝える10の単語

誰かの発言を伝えるときによく使う単語です。

인용
in-yong
引用
직접 인용을 배워요 — jik-jeop i-nyong-eul bae-wo-yo — 直接引用を学びます
따옴표
tta-om-pyo
引用符
큰따옴표를 써요 — keun-tta-om-pyo-reul sseo-yo — 二重引用符を使います
직접
jik-jeop
直接、自分で
직접 들었어요 — jik-jeop deu-reo-sseo-yo — 直接聞きました
전하다
jeon-ha-da
伝える、伝言する
말을 그대로 전했어요 — ma-reul geu-dae-ro jeon-hae-sseo-yo — 言葉をそのまま伝えました
말하다
mal-ha-da
言う、話す
천천히 말했어요 — cheon-cheon-hi mal-hae-sseo-yo — ゆっくり話しました
묻다
mut-da
尋ねる、質問する
이유를 물었어요 — i-yu-reul mu-reo-sseo-yo — 理由を尋ねました
대답하다
dae-da-pa-da
答える、返事をする
바로 대답했어요 — ba-ro dae-da-pae-sseo-yo — すぐに答えました
외치다
oe-chi-da
叫ぶ、大声で言う
크게 외쳤어요 — keu-ge oe-chyeo-sseo-yo — 大声で叫びました
그대로
geu-dae-ro
そのまま、言葉どおりに
그대로 적었어요 — geu-dae-ro jeo-geo-sseo-yo — そのまま書き留めました
부탁하다
bu-ta-ka-da
頼む、お願いする
도와 달라고 부탁했어요 — do-wa dal-la-go bu-ta-kae-sseo-yo — 手伝ってほしいと頼みました

言葉をそのまま引用する — 「…」(이)라고 하다

言葉をそのまま引用するには、元の文を二重引用符(큰따옴표・“”)に入れ、(이)라고 하다を続けます。引用符の中は変えません。時制、丁寧さ、代名詞まで、話した人の言葉を保ちます。

“…”(이)라고 하다 — 直接引用
“文” + (이)라고 + 하다/말하다/묻다/대답하다

친구가 “고마워”라고 했어요 = 友達が「ありがとう」と言いました 그분이 “안녕하세요”라고 인사했어요 = その方が「こんにちは」とあいさつしました 의사가 “푹 쉬세요”라고 말했어요 = 医師が「ゆっくり休んでください」と言いました 아이가 “싫어요”라고 대답했어요 = 子どもが「嫌です」と答えました

文を引用するときは、ほぼ必ず라고を使います。韓国語の文は요・다・어など、パッチムのない音節で終わるのがふつうだからです。라고に続く動詞は、하다(言う)、말하다(話す)、묻다(尋ねる)、대답하다(答える)、외치다(叫ぶ)、인사하다(あいさつする)など、内容に合わせて選べます。

名前や呼び名を伝える — 이름이 “민수”라고 해요

同じ形で、名前や呼び名も伝えられます。이/라고の使い分けは、前の音で決まります。子音で終わるなら이라고、母音で終わるなら라고です。

(이)라고 — 名前や呼び名を伝える
名詞 + (이)라고 하다 — 이라고(パッチムあり)· 라고(パッチムなし)

제 이름은 “민수”라고 해요 = 私の名前は「ミンス」といいます(민수は母音で終わるので라고) 이 음식은 “김밥”이라고 해요 = この食べ物は「キンパ」といいます(子音で終わるので이라고) 저 사람을 “반장”이라고 불러요 = あの人を「班長」と呼びます 그 가게는 “영주”라고 해요 = あの店は「ヨンジュ」といいます(母音で終わるので라고)

まとめると、文の引用はほぼ必ず라고、子音で終わる名詞は이라고です。민수라고は、민수の最後の수にパッチムがないので라고です。一方、김밥は最後にㅂがあるので김밥이라고になります。最後の音を確認して選んでください。

話しかけた相手を示す — 보고

話しかける相手、つまり言う・尋ねる・伝言するといった行為の相手を示す口語の助詞が보고です(≈ 한테 / 더러)。日常会話で使われ、特に引用や指示を伝える文でよく出てきます。

보고 — 話しかける相手を表す口語の助詞
人 + 보고(= 한테 / 더러)+ 引用する言葉

동생보고 빨리 오라고 했어요 = 年下のきょうだいに、早く来るように言いました 친구보고 같이 가자고 했어요 = 友達に一緒に行こうと言いました 엄마가 저보고 “공부해”라고 했어요 = 母が私に「勉強して」と言いました 누가 너보고 그렇게 말했어? = 誰が君にそんなこと言ったの?

동생한테 말했어요という言い方もできます。보고と더러は話し言葉らしい表現で、書き言葉では에게を使います。迷ったときは、日常会話で幅広く使える한테が無難です。なお、보고・더러は友達や年下の相手に使うのが一般的で、目上の人を指して使うのは避けたほうが安全です。

伝言をそのまま伝える

直接引用と보고を使い、相手の言葉をそのまま伝える会話です。

伝言を伝える “…”라고 하다 + 보고の会話
선생님이 뭐라고 하셨어요? 先生は何とおっしゃいましたか?
저보고 “숙제를 꼭 내세요”라고 하셨어요. 私に「宿題を必ず出してください」とおっしゃいました。
민수한테도 전해 주세요. ミンスにも伝えてください。
네, 민수보고도 그대로 전할게요. はい、ミンスにもそのまま伝えます。
아까 민수가 뭐라고 물어봤어요? さっき、ミンスは何と聞きましたか?
저한테 “시험이 언제예요?”라고 물었어요. 私に「試験はいつですか?」と聞きました。

3往復の会話に、2つの表現が出てきました。보고は言葉を伝える相手を示し(저보고、민수보고)、라고は「큰따옴표」と呼ばれる二重引用符の中の言葉をそのまま引用します(“숙제를 꼭 내세요”라고、“시험이 언제예요?”라고)。次のレッスンでは、同じ内容を文法の形を変えて伝える間接引用を学びます。

⚡ 2分チェック

Q 1 / 8
🎮 レベル3(TOPIK 3)の単語ゲーム →

よくある質問

直接引用(라고)と間接引用(-다고)はどう違いますか?

直接引用では、元の言葉を二重引用符(큰따옴표・“”)に入れて라고 하다を続けます。친구가 “내일 갈게”라고 했어요は「友達が『明日行くね』と言いました」という意味です。

時制も話し方も代名詞も、引用する言葉の中では変えません。間接引用では引用符を外して文法の形を変えます。

친구가 내일 간다고 했어요は「友達が明日行くと言いました」です。直接引用は録音を再生するように言葉をそのまま伝え、間接引用は伝える側の文に組み直します。

このレッスンは直接引用、次のレッスンは間接引用を扱います。

(이)라고と라고は、どう使い分けますか?

引用する言葉が子音で終わるときは이라고、母音で終わるときは라고を使います。이は発音をつなぐための要素です。

文を引用する場合は、요・다・어など母音で終わる語尾がほとんどなので、“고마워”라고、“갈게요”라고のように、ほぼ必ず라고になります(다も母音で終わる音節です)。이라고が出てくるのは、主に子音で終わる名詞を一語だけ引用するときです。

이 음식은 “김밥”이라고 해요は「この食べ物はキンパといいます」です。一方、“영주”라고 해요は、母音で終わる名前なので라고です。

文なら라고、子音で終わる名詞なら이라고と覚えておくと便利です。

보고はどんな意味ですか?한테と同じですか?

보고は、話しかける、尋ねる、言葉を伝える相手を表す口語の助詞です。동생보고 빨리 오라고 했어요は「年下のきょうだいに早く来るように言いました」という意味です。

この用法では더러と言い換えられ、한테にも近い意味があります。보고/더러は口語的で、引用や指示を伝える文でよく使います。

한테は日常会話で幅広く使えます(동생한테 말했어요)。에게は書き言葉でもよく使われます。

보고は、会話で誰かに言った内容を伝えるときに便利です。