韓国語の経済ニュースを読む:마는・이라면・-느니만큼
経済ニュースの마는「〜したものの」(성장은 했다마는)、이라면「〜となると」(물가라면 얘기가 다르다)、-느니만큼「〜しただけに」(수출이 줄었느니만큼)を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の経済ニュースを読むために、3つの表現を学びます。마는は、言い切った内容に「〜したものの」と逆接を加えます(성장은 했다마는, 체감 경기는 나쁘다 — 成長はしたものの、景気の実感は悪いです)。이라면は「〜についてなら」と話題を取り上げます(성장이라면 몰라도 물가라면 얘기가 다르다 — 成長ならともかく、物価となると話は別です)。-느니만큼は「〜しただけに」と、理由を踏まえた結論につなげます(수출이 줄었느니만큼 대책이 필요하다 — 輸出が減っただけに、対策が必要です)。
社説や中央銀行の声明、新聞の経済面で使える表現です。
心理について語る韓国語では、随筆で使う接続表現を学びました。この課では、同じく高度な文章表現を使って、グラフや物価、成長について論じます。まず、経済報告で使われる語彙を見ていきます。
経済について語る10の単語
確かに〜したものの:마는
마는は、終結語尾を含む言い切りの形の後に付ける、やや重みのある逆接表現です。前半の事実をいったん認めてから、「〜したものの」と論点を変えます。
성장은 했다마는, 체감 경기는 여전히 나쁘다 = 成長はしたものの、景気の実感は依然として悪いです 수치는 좋다마는, 양극화는 심해졌다 = 数値はよいものの、二極化は深まりました 정책은 옳다마는, 시기가 너무 늦었다 = 政策は正しいものの、実施の時期があまりにも遅すぎました 돈은 풀었다마는, 소비로 이어지지 않는다 = 資金は供給したものの、消費にはつながっていません
마는は言い切りの形に続くため、日常的な-지만より重みのある響きになります。会話では短縮形の-만を使い、좋다만のようにも言います。社説では省略しない形で、事実を認めたうえで反論や留保につなげます。
〜についてなら:이라면
名詞に이라면(子音の後)または라면(母音の後)を付けると、「〜についてなら」と、その話題を取り上げられます。後半で別の話題と対比することが多い使い方です。
성장이라면 우리가 앞서지만, 물가라면 얘기가 다르다 = 成長では先行していますが、物価となると話は別です 수출이라면 자신 있지만, 내수는 약하다 = 輸出なら自信がありますが、内需は弱いです 금리라면 더 올릴 여지가 없다 = 金利については、これ以上引き上げる余地がありません 고용이라면 지표가 나쁘지 않다 = 雇用については、指標は悪くありません
条件を表す-라면と同じ形ですが、ここでは一つの話題を選んで他と比べています。日本語の「成長ならともかく、物価となると…」に近い使い方です。後半の対比を読むと、単なる仮定ではなく、話題を取り上げる意味だと分かります。
〜だけに、それに見合って:-느니만큼
-느니만큼は、理由となる事情を踏まえ、それに見合う判断を述べる表現です。動詞には、現在なら가느니만큼、過去なら줄었느니만큼のように付きます。ニュースでは過去の形がよく使われます。形容詞は形が異なり、下の나쁘니만큼・크니만큼のように-(으)니만큼を付けます。
수출이 크게 줄었느니만큼 내수로 버텨야 한다 = 輸出が大きく減っただけに、内需で持ちこたえる必要があります 물가가 빠르게 오르느니만큼 금리 인상이 불가피하다 = 物価が急速に上がっているだけに、利上げは避けられません 경기가 나쁘니만큼 정부 지원이 절실하다 = 景気が悪いだけに、政府の支援が切実に必要です 불확실성이 크니만큼 신중한 판단이 필요하다 = 不確実性が大きいだけに、慎重な判断が必要です
単に理由を述べる-으니까に比べ、-느니만큼は前の事情を重く受け止め、それに応じた対応や判断を示します。「事情がこれほど深刻なので、それに見合う対応が必要です」という論の進め方で、政策についての分析にも使えます。
経済ニュースの文章を読む
グラフに言及する経済社説の例です。3つの表現が、事実の評価と結論をどう結びつけるかに注目してください。
올해 경제는 성장했다마는, 국민이 느끼는 살림살이는 오히려 나빠졌다. 성장률이라면 주요국 평균을 웃돌았지만, 물가라면 사정이 전혀 다르다. 아래 그래프에서 보듯, 소비자 물가 지수는 가파른 우상향 곡선을 그렸다. 수입 원자재 가격이 크게 올랐느니만큼, 당분간 물가 상승 압력은 이어질 전망이다.
今年の経済は成長したものの、国民が実感する暮らし向きは、むしろ悪くなりました。成長率では主要国の平均を上回りましたが、物価となると事情はまったく異なります。下のグラフが示すように、消費者物価指数は急な右肩上がりの曲線を描きました。輸入原材料の価格が大きく上昇しただけに、当面は物価上昇圧力が続く見通しです。
同僚同士で報告書を読む
四半期の数値について話す、職場の同僚同士の会話です。話し言葉に、少し改まった表現が交じっています。
했다마는は成長という事実を認め、성장이라면 / 물가라면は二つの話題を対比しています。올랐느니만큼 / 크니만큼は、それぞれの事情を踏まえて結論につなげています。この組み合わせで、経済について筋道を立てて論じられます。
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Q 1 / 5よくある質問
마는と-지만は、どちらも「〜ですが」ですか。
どちらも逆接を表しますが、接続と響きが異なります。-지만は語幹や時制を示す語尾の後に付き、했지만なら「したけれど」です。
一方、마는は終結語尾まで含む形に付きます。성장은 했다 + 마는 = 성장은 했다마는なら「成長はしたものの」です。
一度事実を言い切ってから逆接を続けるため、重みのある、やや文学的な響きになります。마는は社説やコラム、改まった演説で、했다、좋다、옳다などの後に使います。
会話では短縮形の-만を使い、좋다만のようにも言えます。経済社説で「確かにGDPは成長しました。
ただし…」と譲歩してから論点を変えるとき、日常的な했지만よりも했다마는が合います。
이라면は単なる「もし〜なら」ですか。条件の-라면と同じに見えます。
条件表現の-라면と同じ形ですが、ここでは이라면で「〜についてなら」と話題を取り上げます。성장률이라면 우리가 앞서지만, 물가라면 얘기가 다르다は「成長率では先行していますが、物価となると話は別です」です。
実際に起こるかどうかを仮定するのではなく、話題を一つ選び、別の話題と対比しています。名詞の末尾が子音なら-이라면(사실이라면)、母音なら-라면(물가라면)を使います。
どちらの意味かは文脈で判断します。後ろに対比が続く場合は、話題を取り上げる「〜についてなら」と読む手がかりになります。
-느니만큼は、普通の「〜なので」に何を加えますか。
-느니만큼は、ある事情を理由に、その事情に見合う結論を述べます。수출이 크게 줄었느니만큼 내수로 버텨야 한다は「輸出が大きく減っただけに、内需で持ちこたえる必要があります」です。
単に理由を示す-으니까に比べ、「それだけに」という、前の事情を重く受け止める響きがあります。ただし、原因と結果の大きさが数値的に比例するという意味ではありません。
動詞では、現在なら가느니만큼、過去なら줄었느니만큼のように付き、ニュースでは過去の形がよく使われます。形容詞には-느니만큼ではなく-(으)니만큼を付けます(크다 → 크니만큼)。
改まった分析的な文章に合い、経済や政策の論述にも使えます。