契約・法律の韓国語:-은들・는 마당에・-되の使い方
契約・法律の韓国語です。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
法律や契約に関わる韓国語を、3つの表現から学びます。-은들は「たとえ〜しても」と譲歩し、無駄に終わることを表せます(이제 와서 후회한들 소용없다 — 今になって後悔しても仕方ありません)。는 마당에は、事態の変化を受けて「こうなった以上」と話を進めます(이렇게 된 마당에 법대로 합시다 — こうなった以上、法律に従って進めましょう)。契約文の-되は、何かを認めつつ制限を加えます(계약은 체결하되, 위약금 조항을 둔다 — 契約は締結しますが、違約金の条項を設けます)。
契約書や利用規約、日常生活に関わる法律の話で見られる言い方です。
科学を論じる韓国語では、-되で方法上の注意を示しました。この課では、同じ接続表現で契約の条件を定めます。まず、合意を文書にするときに使う語彙を見ていきます。
法律と契約について語る10の単語
たとえ〜しても無駄:-은들
動詞や形容詞の語幹に、ㄹ以外のパッチムがあれば**-은들**、パッチムがなければ**-ㄴ들**を付けると、「たとえ〜しても」と譲歩を表します。ㄹで終わる語幹では、ㄹを取って後者を付けます。この課では、後半に無駄に終わることや否定的な結果を続けます。아무리(いくら)と一緒によく使います。
이제 와서 후회한들 소용없다 = 今になって後悔しても仕方ありません 아무리 사과한들 이미 늦었다 = いくら謝ったところで、もう手遅れです 계약서가 있은들 지키지 않으면 의미가 없다 = 契約書があっても、守らなければ意味がありません 돈이 많은들 신뢰를 잃으면 끝이다 = お金がたくさんあっても、信頼を失えば終わりです
ここでの表現には、「そうして何が変わるのでしょうか」という、ため息に似た響きがあります。後半で状況を変えられないと述べるため、-은들は、ある行動が無駄だと論じる文に合います。
こうなった以上:는 마당에
現在の行動には**-는 마당에**、過去や結果には**-(으)ㄴ 마당에**を使い、「こういう状況になった以上」を表します。母音で終わる語幹とㄹ語幹(ㄹは脱落)では-ㄴ 마당에になります(된 마당에)。ここでの마당は、文字どおりの「庭」ではなく、比喩的な「状況」を意味します。
이렇게 된 마당에 법대로 합시다 = こうなった以上、法律に従って進めましょう 회사가 망한 마당에 따질 게 뭐 있나 = 会社が倒産した以上、何を言い争うことがあるのでしょうか 계약이 깨진 마당에 신뢰를 말하기 어렵다 = 契約が破られた以上、信頼について語るのは難しいです 소송까지 가는 마당에 좋게 끝나긴 글렀다 = 訴訟にまでなる以上、円満な解決は望めません
事態の決定的な変化を受け止め、それを前提に判断する表現です。後戻りしにくい段階に進んだことを示すため、ドラマのせりふや、法律・ビジネス上の対立を扱う場面に合います。
認めたうえで条件を付ける:契約文の-되
動詞や形容詞の語幹に**-되**を付けると、何かを認める一方で、守るべき条件を示せます。日本語の「〜は認めますが、ただし…」に当たる働きです。法律の文章では、常体の書き言葉の語尾-ㄴ다/-는다と組み合わせます。
계약은 체결하되, 위약금 조항을 둔다 = 契約は締結しますが、違約金の条項を設けます 사용은 허용하되, 상업적 이용은 금한다 = 使用は認めますが、商業利用は禁止します 환불은 가능하되, 수수료를 공제한다 = 返金は可能ですが、手数料を差し引きます 자료는 제공하되, 출처를 명시해야 한다 = 資料は提供しますが、出典を明記する必要があります
科学の文章では、-되で安全上の注意を加えました。文法は同じですが、ここでは契約の条項を定めています。権利や利用を認めると同時に、制限を明示するのが、この用法のポイントです。
契約の条項を読む
サービス利用契約の文体で、3つの表現を使った例です。
제5조 (책임) 본 계약의 당사자는 서비스를 자유롭게 이용하되, 약관을 위반할 경우 그에 따른 손해배상의 책임을 진다. 분쟁이 발생한 마당에 일방이 책임을 회피한들 효력은 인정되지 아니하며, 양 당사자는 우선 합의를 통해 해결하도록 한다. 합의가 이루어지지 아니할 경우, 관할 법원에 소송을 제기할 수 있다.
第5条(責任)本契約の当事者はサービスを自由に利用できますが、規約に違反した場合は、それに伴う損害賠償の責任を負います。紛争が生じた以上、一方の当事者が責任を回避しようとしても、その効力は認められず、両当事者はまず合意による解決を図るものとします。合意に至らない場合は、管轄裁判所に訴えを提起できます。
約束が破られた後の話し合い
合意が崩れた後の、緊張感のある会話です。同じ3つの表現が使われています。
사과한들は謝っても違反を取り消せないことを示し、이렇게 된 마당에は事態の変化を前提に話を進めています。합의는 하되は、和解を認めながら条件を付けます。このように、3つの表現で法律に関わる立場や条件を明確に伝えられます。
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Q 1 / 5よくある質問
-은들はどんな意味ですか。-어도との違いは何ですか。
-은들は改まった、やや文学的な「たとえ〜しても」で、後ろには無駄や無意味さを述べる内容がよく続きます。이제 와서 후회한들 소용없다は「今になって後悔しても仕方ありません」、아무리 사과한들 이미 늦었다は「いくら謝ったところで、もう手遅れです」です。
日常的な-어도は中立的で、비가 와도 간다(雨が降っても行きます)のようにも使えます。ここでの-은들には「そうして何になるのでしょうか」という響きが加わります。
この課では否定的な結果を扱いますが、語尾自体の意味は譲歩です。動詞や形容詞の語幹に付き、가다 → 간들、좋다 → 좋은들、하다 → 한들となります。
아무리(いくら)と一緒によく使います。改まった話や法律の解説、ある行動が無駄だと論じる文章などに見られます。
는 마당에の마당は、本当の「庭」ですか。
ここでの마당は比喩です。마당には「庭・広場」という意味がありますが、는/은 마당에では「状況・事情」を指し、全体で「こういう状況になった以上」を表します。
이렇게 된 마당에 비밀이 어디 있나は「こうなった以上、隠し事も何もないでしょう」、회사가 망한 마당에は「会社が倒産した以上」です。後戻りしにくい決定的な変化を受け止め、それを前提に話を進めます。
過去や結果を示す連体形には-(으)ㄴ 마당에(된 마당에)、現在の行動には-는 마당에(떠나는 마당에)を使います。ドラマのせりふのほか、事態が大きく進んだ法律やビジネスの場面でも使われます。
契約文の-되は、科学の文章で学んだ-되とどう違いますか。
-되の文法も役割も同じで、使う場面が変わります。-되は動詞や形容詞の語幹に付き、何かを認めつつ条件や制限を加えます。
科学の文章では、실험은 하되 안전 수칙은 지켜라(実験はしても、安全規則は守れ)のように、方法についての注意を示します。契約や規約では条項を定めます。
계약은 체결하되, 위약금 조항을 둔다は「契約は締結しますが、違約金の条項を設けます」、사용은 허용하되, 상업적 이용은 금한다は「使用は認めますが、商業利用は禁止します」です。法律の文章では、書き言葉の常体語尾-ㄴ다/-는다や、特定の人物を主語にしない表現とよく組み合わせます。
-되は権利を認めると同時に、その範囲を定める文に適しています。