韓国語の社説表現:-는다던가・-으리라고・-자면の使い方
社説の-는다던가1(당국은 기다리라던가:当局は待てと言っていたか)、-으리라고(성공하리라고 믿었다:成功するだろうと信じていました)、-자면2(결론을 말하자면:結論を言えば)と論の組み立てを学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の社説には、冷静に疑問を示し、説得力のある主張を組み立てる表現があります。ここでは三つの形を扱います。-는다던가1は当局の説明を振り返り、疑いを示します(당국은 그저 기다리라던가, 대책은 없었다:当局はただ待てと言っていたか。対策はありませんでした)。-으리라고は期待や予測を伝えます(전문가들은 경기가 나아지리라고 보았다:専門家たちは景気がよくなるだろうと見ていました)。-자면2は書き手の意見を切り出します(결론을 말하자면, 대응이 너무 늦었다:結論を言えば、対応が遅すぎました)。これらを使い、主張 → 根拠 → 提言という流れを読んでいきます。
ニュースの見出し文法に続く、ニュースの文体のレッスンです。前回は一面の見出しの省略を補いました。今回は、出来事を伝えるだけでなく意見を論じる社説・評論の欄に進みます。まず、社説に出てくる10語から始めます。なお、文法項目に添えた数字はこの教材内の区別で、辞書の語義番号とは対応しません。
社説・評論を読むための10語
発言を振り返って疑問を示す:-는다던가1
-는다던가1は、聞いた言葉を「〜と言っていたか」と振り返る形です。ここでは、その発言から距離を取り、曖昧さや軽い疑いを示す使い方を扱います。
平叙文なら-ㄴ다/-는다、命令なら-(으)라、勧誘なら-자という形を引用し、「言う」に当たる動詞に-던가を付けた表現が縮まった形です。
次の例では、書き手は当局の説明を取り上げたうえで、その妥当性を疑っています。コンマの前は、いったん言葉を切る自問として読みます。後半を文法的につなぐ接続語尾ではありません。
당국은 그저 기다리라던가, 대책은 없었다 = 当局はただ待てと言っていたか。対策はありませんでした 곧 해결된다던가, 달라진 건 없다 = すぐ解決すると言っていたか。何も変わっていません 예산이 충분하다던가, 현장은 정반대다 = 予算は十分だと言っていたか。現場は正反対です 함께 논의한다던가, 회의는 열리지 않았다 = 一緒に議論すると言っていたか。会議は開かれませんでした
ここでは、当局の発言を-는다던가1で振り返った後に反論が続きます。この組み合わせが発言への疑いを強めます。語尾だけで必ず批判になるわけではなく、発言の内容を思い出そうとするだけの場面でも使います。
予測や期待を伝える:-으리라고
動詞の語幹に**-으리라고**を付けると、これから起こることへの信念や期待を、믿다(信じる)、보다(見る・判断する)、생각하다(思う)などにつなげられます。文語的な推量の-으리라と引用の고から成り、-ㄴ다고よりも改まった調子で予測を表します。
전문가들은 경기가 나아지리라고 보았다 = 専門家たちは景気がよくなるだろうと見ていました 모두가 그가 성공하리라고 믿었다 = 皆が、彼は成功するだろうと信じていました 사태가 곧 진정되리라고 기대했다 = 事態がまもなく落ち着くだろうと期待していました 당국이 해결하리라고 믿기는 어렵다 = 当局が解決するだろうとは信じがたいです
社説では-으리라고で期待されていたことを示し、その後で予測が当たったかどうかを評価することがあります。中心となる-으리라が文語的で重みのある響きを加えます。나아진다고 보았다に替えると、予測を明示する響きが薄れ、内容をより淡々と伝える表現になります。
自分の意見を切り出す:-자면2
発言を表す動詞などに**-자면2**を付けると、「言うなら、述べるとすれば」と、これから述べる内容の前置きになります。결론을 말하자면(結論を言えば)、비판하자면(批判するなら)のように使います。
前に学んだ、目標に向かう条件を表す-자면1「〜を達成するには」と読み分けます。
결론을 말하자면, 대응이 너무 늦었다 = 結論を言えば、対応が遅すぎました 한마디로 말하자면, 준비 부족이었다 = 一言で言えば、準備不足でした 솔직히 말하자면, 신뢰가 무너졌다 = 率直に言えば、信頼が崩れました 굳이 비판하자면, 소통이 부족했다 = あえて批判するなら、意思疎通が足りませんでした
二つの-자면は文脈で区別できます。-자면1の後ろには目標達成に必要なことが続きます(합격하자면 열심히 해야 한다:合格するには、一生懸命取り組む必要があります)。一方、-자면2の後ろには書き手自身の発言や判断が続きます。コラムでは-자면2が「ここから意見を述べます」という合図になります。
構成を意識して読む短い社説
主張 → 根拠 → 提言という流れを、一つの段落にまとめた例です。-으리라고と-자면2の働きに注目します。
결론을 말하자면, 이번 사태의 책임은 당국에 있다. 당국은 시장이 곧 안정되리라고 보았지만, 그 예상은 빗나갔다. 물가는 오히려 뛰었고, 서민의 부담은 커졌다. 솔직히 말하자면, 안일한 전망이 화를 키운 셈이다. 이제라도 당국은 구체적인 대책을 내놓아야 한다. 더 늦기 전에 신뢰를 회복하리라는 의지를 행동으로 보여야 할 때다.
結論を言えば、今回の事態の責任は当局にあります。当局は市場がまもなく安定するだろうと見ていましたが、その予想は外れました。物価はむしろ上がり、庶民の負担は増えました。率直に言えば、安易な見通しが被害を広げたということです。今からでも当局は具体的な対策を示す必要があります。手遅れになる前に、信頼を回復するという意志を行動で示すときです。
社説の立場を話し合う
二人の読者がコラムの論調について話しています。-는다던가1で当局の説明を振り返り、疑問を示しています。
해결한다던가、충분하다던가、논의한다던가は、当局の説明を取り上げて疑問を示しています。회복되리라고 본は外れた予測を伝え、말하자면は読者自身の評価を導きます。こうした表現の重なりから、社説の淡々とした批判の調子を読み取れます。
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Q 1 / 8よくある質問
-는다던가1はどんな意味で、社説ではなぜ使うのですか。
-는다던가1は、聞いた言葉を「〜と言っていたか」と振り返る形です。このレッスンの社説例では、発言から距離を取り、曖昧さや疑いを示しています。
平叙文の-ㄴ다/-는다、命令の-(으)라、勧誘の-자などを引用し、「言う」に当たる動詞に-던가を付けた表現が縮まった形です。당국은 기다리라던가, 정작 대책은 없다は「当局は待てと言っていたか。
実際の対策はありません」、곧 해결된다던가は「すぐ解決するとか言っていたか」という意味です。社説では、当局の説明を振り返った後に反論を続けることで、淡々とした批判の調子を作れます。
ただし、形そのものが必ず批判を表すわけではなく、単に発言の記憶を確かめる使い方もあります。
-으리라고と-ㄴ다고はどう違いますか。
どちらも고で終わる引用表現で、믿다、보다、생각하다(信じる・見る、判断する・思う)などにつながります。-으리라고は文語的な推量の-으리라を含み、予測や期待を改まった調子で表します。
경기가 나아지리라고 보았다は「景気がよくなるだろうと見ていました」、성공하리라고 믿었다は「成功するだろうと信じていました」です。-ㄴ다고は事実や主張の内容を伝え、나아진다고 보았다は「よくなると見ていました」です。
後者でも文脈によって未来を指せますが、推量を示す文語的な響きはありません。社説では、期待されていたことを-으리라고で示し、その後で実際の結果を評価する使い方が見られます。
-자면2は、前に学んだ-자면とどう違いますか。
形は同じですが、文の中での働きが異なります。前に学んだ-자면1は「目標を達成するには」です。
합격하자면 열심히 해야 한다は「合格するには、一生懸命取り組む必要があります」です。このレッスンの-자면2は「言うなら、述べるとすれば」と、自分の意見を導きます。
결론을 말하자면は「結論を言えば」、비판하자면は「批判するなら」、한마디로 말하자면は「一言で言えば」です。-자면2は、コラムで主張を切り出すときに使います。
-자면1の後ろには目標達成に必要なこと、-자면2の後ろには書き手の発言や判断が続く、という文脈で読み分けます。