韓国語の後悔表現:-(으)ㄹ걸・-아/어 버리다・-나 싶다
後悔の-(으)ㄹ 걸 그랬다(그때 살 걸 그랬어요)、完了の-아/어 버리다(다 먹어 버렸어요)、迷いの-나 싶다(괜히 샀나 싶어요)を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
過去を振り返る韓国語の表現を3つ学びます。-(으)ㄹ 걸 그랬다は「〜すればよかった」です(그때 살 걸 그랬어요 — あのとき買えばよかったです)。-아/어 버리다は、望ましい結果かどうかにかかわらず、動作が完了したことを表します(다 먹어 버렸어요 — 全部食べてしまいました)。-나 싶다は、自分の選択に迷う気持ちをやわらかく表します(괜히 샀나 싶어요 — 買わなくてもよかったかなと思います)。
このうち-(으)ㄹ걸には、「たぶん〜でしょう」という推測の用法もあります。後悔と推測の両方を整理します。
第4章の事件・事故の話題は、その後に残る「後悔」の表現で締めくくります。
何かがうまくいかなかった後、「あのとき〜していれば」と韓国語でどう伝えるのでしょうか。出来事の説明に続いて、自分の選択を振り返る言葉を学びます。まずは、その気持ちを表す語彙です。
後悔や迷いを表す10語
「〜していればよかった」という気持ちと一緒によく使う言葉です。
〜すればよかった — -(으)ㄹ 걸 그랬다
あのとき〜していればよかったという後悔は、動詞の語幹に**-(으)ㄹ 걸 그랬다**を付けて表します。くだけた会話では그랬다を省き、살걸だけで言うこともよくあります。この場合は続けて書きます。
그때 그 가방을 살 걸 그랬어요 = あのとき、あのかばんを買えばよかったです 어제 일찍 잘 걸 그랬어요 = 昨日、早く寝ればよかったです 진작 물어볼 걸 그랬어요 = もっと早く聞けばよかったです 차라리 안 갈 걸 그랬어 = いっそ行かなければよかった
過去の選択を振り返り、別の選択をすればよかったという気持ちを表します。
してしまったことを後悔する場合は、否定形にします。안 살 걸 그랬어요は「買わなければよかったです」です。
괜히(無駄に)や진작(もっと早く)を添えると、後悔の気持ちがよりはっきりします。
-(으)ㄹ걸が「たぶん〜でしょう」を表す場合
似た形には、後悔とは別に控えめな推測の用法もあります。-(으)ㄹ걸요は「たぶん〜だと思います」に相当し、軽く語尾を上げて言うことがあります。요は丁寧さを添えるもので、推測の用法でも省けます。
아마 벌써 도착했을걸요 = たぶん、もう着いていると思います 그 가게 지금 문 닫았을걸요 = その店は今、たぶん閉まっていると思います 이게 더 비쌀걸요 = こちらのほうが高いと思います 지금 가도 자리 없을걸요 = 今行っても、おそらく席はないと思います
区別の手がかりは文脈です。後悔では그랬다を省くことが多く、自分の過去の選択を振り返ります(살 걸 그랬어요 → 살걸)。推測では丁寧さを添える요や아마がよく使われ、他の人や物事の状態を述べることが多くなります(도착했을걸요)。ただし、これらは傾向です。声の調子だけで決めず、何を伝えているかで判断します。
すっかり〜する・〜してしまう — -아/어 버리다
動作を最後まで済ませたことは、-아/어 버리다で表します。日本語の「〜してしまう」と同じように、完了に加えて、安堵や後悔が感じられることがあります。どの気持ちになるかは文脈によります。
배가 고파서 케이크를 다 먹어 버렸어요 = おなかがすいて、ケーキを全部食べてしまいました(後悔) 비밀을 그만 말해 버렸어요 = つい秘密を話してしまいました(失敗した気持ち) 숙제를 다 끝내 버렸어요 = 宿題を全部片付けてしまいました(安堵) 비밀번호를 잊어버렸어요 = パスワードをすっかり忘れてしまいました(잊어버리다は一つの単語)
中心にあるのは、「もうすっかり終わった」という完了の意味です。
この例では、끝내 버리다にはやり終えた満足感が、말해 버리다には言ってしまった後悔が表れます。動詞だけで感情が決まるわけではなく、結果をどう受け止めているかが大切です。
잊어버리다(忘れる)は、一つの単語として続けて書きます。
〜かなと思う — -나 싶다
はっきりした結論ではなく、そうかもしれないと思う気持ちや迷いは、-나 싶다で表します。形容詞では、よく-(으)ㄴ가 싶다を使います。
괜히 샀나 싶어요 = 買わなくてもよかったかなと思います 내가 너무 심하게 말했나 싶어 = ちょっと言いすぎたかなって思う 이게 맞는 건가 싶어요 = これで合っているのかなと思います 비가 오나 싶었는데 안 왔어요 = 雨が降るのかなと思いましたが、降りませんでした
-(으)ㄹ 걸 그랬다のような明確な後悔(안 살 걸 그랬어 — 買わなければよかった)に対して、-나 싶다はまだ迷いを残します。後悔に限らず、一般的な思案にも使います。그게 답이 아닌가 싶어요は「それが答えではないかと思います」という控えめな推測です。3つの表現の中では、判断を最も控えめに示します。
買い物の後悔を話す
思い切って買ったものの、よかったのか迷い始めた場面です。3つの表現を会話で見てみます。
사 버렸어は購入が済んだこと、샀나 싶기도 해は迷い、기다릴 걸 그랬나 봐は「待てばよかった」という後悔を表します。そして다 나갔을걸の-(으)ㄹ걸は、もう一つの用法である「たぶん売り切れている」という推測です。一つの会話で、-(으)ㄹ걸の両方の使い方を比べられます。
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Q 1 / 5よくある質問
-(으)ㄹ걸の「〜すればよかった」と「たぶん〜でしょう」はどう区別しますか。
文脈と声の調子で判断します。後悔を表す-(으)ㄹ 걸 그랬다や、単独の語尾-(으)ㄹ걸は、自分の過去の選択を振り返るときによく使います。
일찍 잘 걸 그랬어요 / 일찍 잘걸は「早く寝ればよかったです」、더 살 걸 그랬어요は「もっと買えばよかったです」です。推測の-(으)ㄹ걸요は、確かではないことについて、軽く語尾を上げて述べることがあり、아마と一緒によく使います。
아마 도착했을걸요は「たぶん着いていると思います」、그 가게 지금 문 닫았을걸요は「その店は今、たぶん閉まっていると思います」です。後悔では그랬다を省いて自分の選択について述べることが多く、推測では丁寧にする요や아마が手がかりになります。
ただし、推測でも丁寧語尾を省けますし、自分のことを推測する場合もあります。誰の話か、語尾や副詞があるかだけで決めず、内容と状況を合わせて判断します。
-아/어 버리다は後悔ですか、それとも安堵ですか。
どちらにも使えます。動作がすっかり終わったことを表し、感情は文脈で決まります。
後悔の例では、비밀을 말해 버렸어요は「秘密を話してしまいました」、다 잊어버렸어요は「すっかり忘れてしまいました」です。安堵やすっきりした気持ちの例では、숙제를 다 끝내 버렸어요は「宿題を全部片付けてしまいました」、미련 없이 헤어져 버렸어요は「未練なくきっぱり別れました」です。
中心にあるのは、動作を最後まで済ませたという意味です。その結果を望んでいたかどうかで、後悔にも安堵にもなります。
잊어버리다(忘れる)は、一つの単語として定着しています。
-나 싶다と-(으)ㄹ 걸 그랬다はどう違いますか。
-(으)ㄹ 걸 그랬다は、別の選択をすればよかったという明確な後悔です。괜히 샀어, 안 살 걸 그랬어は「余計なものを買っちゃった。
買わなければよかった」です。一方、-나 싶다はまだ言い切れない迷いを表します。
괜히 샀나 싶어は「買わなくてもよかったかなって思う」です。後悔を断言せず、疑問を残した言い方になります。
-나 싶다は後悔以外の思案にも使い、비가 오나 싶었는데 안 왔어요は「雨が降るのかなと思いましたが、降りませんでした」です。살 걸 그랬다は「買えばよかった」という後悔、샀나 싶다は文脈に応じて「買ったのはどうだったかな」という迷いを表します。