韓国語の事件・災害ニュース:(으)로 인해・마저の使い方
災害報道の原因表現(으)로 인해(폭우로 인해 도로가 통제되었습니다)、마저(비상구마저 막혀 있었습니다)を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の事件・災害ニュースを読むには、改まった原因表現、助詞、受身の書き言葉を押さえると役立ちます。(으)로 인해は、報道の文体で原因を示します(폭우로 인해 도로가 통제되었습니다 — 大雨により道路が通行止めになりました)。
마저は、残されたものまで同じ状況になったことを表します(비상구마저 막혀 있었습니다 — 非常口までふさがっていました)。
報道には受身や名詞化の表現が多く使われます。통제되다や확인되었습니다は受身で、발생하다は「発生する」という自動詞です。いずれも出来事を伝える報道でよく使います。
ここでは、第4章で学んだ事故の語彙を、ニュースを読むときにも使えるようにします。
事故の体験を話すレッスンでは会話での伝え方を学びました。次は、同じ出来事を報道する表現です。ニュースではヘヨ体(해요체)からハムニダ体(합니다체)へ文体が変わり、受身や明確な原因表現を使って客観的に伝えます。
まずは、災害報道の基本語彙を見ていきます。
事件・災害を伝える10語
韓国のニュースアプリの主要記事によく出てくる言葉です。
原因を表す「〜により」— (으)로 인해
改まった報道の書き言葉で原因を示すには、名詞に**(으)로 인해を付けます。後ろの名詞を修飾する場合は、(으)로 인한**を使います。
폭우로 인해 도로가 통제되었습니다 = 大雨により道路が通行止めになりました 화재로 인한 피해가 컸습니다 = 火災による被害は甚大でした 지진으로 인해 건물이 흔들렸습니다 = 地震により建物が揺れました 사고로 인해 열차 운행이 중단되었습니다 = 事故により列車の運行が中断されました
때문에に相当する内容を、ニュースやお知らせの文体で表す形です。会話で雨による遅刻を伝えるなら、비로 인해よりも비 때문에 늦었어요が自然です。一方、見出しや公式発表ではよく使われます。
名詞の前では인한を使い(화재로 인한 피해)、後ろに節が続く場合は인해を使います。
残されたものまで — 마저
すでに悪い状況にあり、最後に頼りにしていたものまで同じようになったことを表すには、助詞마저を使います。
비상구마저 막혀 있었습니다 = 非常口までふさがっていました 전기가 끊기고 물마저 끊겼습니다 = 電気が止まり、水まで出なくなりました 마지막 버스마저 끊겨서 걸어갔어요 = 最終バスまでなくなってしまったので、歩いて行きました 믿었던 친구마저 등을 돌렸어요 = 信じていた友人まで背を向けました
마저は、도(〜も)や까지(〜まで)よりも、「最後に残っていたものまで失った」という含みを強く出します。最後の頼みもなくなるような、否定的な内容によく使います。
災害報道での마저は、逃げ場や頼れる手段がなくなった状況の厳しさを伝えます。
ニュースの客観的な文体 — 受身と名詞化
韓国語のニュースは、行為者を前面に出さず、客観的に出来事を伝えます。受身の動詞や、簡潔な-(으)ㅁの語尾がその手段です。まずは、読んだときに形と役割が分かるようにします。
경찰이 도로를 통제했다 → 도로가 통제되었습니다 = 道路が通行止めになりました(受身) 원인이 아직 확인되지 않았습니다 = 原因はまだ確認されていません 화재가 발생했으며, 사상자는 없음 = 火災が発生し、死傷者はなし(名詞化の-음) 주민 약 200명이 대피한 것으로 확인됐습니다 = 住民約200人が避難したことが確認されました
目印は、-되다の受身(통제되다、확인되다、발견되다)、改まった語尾-습니다、そして-(으)ㅁによる名詞化(없음、조사 중임)です。これらが、事実を公式に伝える文体を作ります。
ニュースの一段落で読んでみます。
[속보] 오늘 새벽 수도권에 내린 폭우로 인해 일부 도로가 통제되었습니다. 저지대 주택이 침수되었고, 한때 전기와 상수도마저 끊겨 주민들이 큰 불편을 겪었습니다. 다행히 사상자는 없는 것으로 확인되었으며, 현재 복구 작업이 진행 중입니다.
폭우로 인해は改まった原因表現、통제되었습니다 / 확인되었으며は受身、마저は「水道まで」という追加を表します。없는 것으로 확인되었으며は「いないことが確認され」という、確認の結果を客観的に伝える表現です。
ニュース形式の文章も、こうして一つずつ表現を捉えると内容を読み取れます。
もう少し長い文章に進む場合は、韓国語のニュースを読むレッスンで報道の文体を練習できます。
ニュースについて友人と話す
速報を見て、友人に連絡する場面です。改まったニュースの内容を、親しい間柄の会話で伝えています。
文体の切り替えに注目します。통제되다・확인되다・마저などのニュース表現を、会話では身近な言葉で伝えています。会話はパンマル(韓国語のタメ口・반말)です。
改まった報道を読み、内容を普段の会話で伝える練習になります。
사상자는 없는 걸로 확인됐대では、-대(〜だそうです)を使ってニュースの内容を伝聞として伝えています。
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Q 1 / 5よくある質問
(으)로 인해と때문에はどう違いますか。
どちらも原因を表す「〜のために」ですが、使う場面が異なります。때문에は日常会話でも使い、비 때문에 늦었어요は「雨のせいで遅れました」です。
(으)로 인해と、名詞を修飾する(으)로 인한は、報道や報告書に向く改まった表現です。폭우로 인해 도로가 통제되었습니다は「大雨により道路が通行止めになりました」、화재로 인한 피해は「火災による被害」です。
見出しや公式のお知らせによく使われます。日常会話では때문에のほうが自然で、(으)로 인해は硬く響きます。
마저は도や까지とどう違いますか。
いずれも何かを加える表現ですが、含みが異なります。도は中立的な「〜も」で、나도 갔어요は「私も行きました」です。
까지は「〜まで」で、予想外のものを加える場合があり、비까지 왔어요は「雨まで降りました」です。마저は「残ったものまで」という意味を強く出し、否定的な場面でよく使います。
비상구마저 막혀 있었습니다は「非常口までふさがっていました」、너마저 날 못 믿어?は「君まで私を信じられないの?
」です。最後に頼りにしていたものまで失った、という含みがあり、災害報道では状況の厳しさを伝えます。
事件のニュースで受身や-었습니다・-음が使われるのはなぜですか。
ニュースは客観的に出来事を伝えるため、行為者より出来事に焦点を当てます。たとえば경찰이 도로를 통제했다(警察が道路を規制した)の代わりに、도로가 통제되었습니다(道路が通行止めになりました)と表します。
よく使う受身は、통제되다(規制される)、확인되다(確認される)、발견되다(発見される)、추정되다(推定される)です。見出しやメモでは、名詞化する語尾-(으)ㅁで簡潔にまとめることもあります。
사상자 없음は「死傷者なし」、원인 조사 중임は「原因を調査中」です。ハムニダ体(합니다체)の-습니다は、改まった報道の文体を作ります。
これらを組み合わせると、事実を公式に伝える文章になります。