韓国語ニュースに出る四字熟語と反語表現:-으래서야の使い方
이대로 가래서야 되겠는가のように、無理な要求に異議を唱える-으래서야を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の時事文章では、四字熟語と反語表現を組み合わせて批判を伝えます。-으래서야は、이대로 가래서야 되겠는가(このまま進めと言って、それでよいのか)のように、無理な要求に異議を唱える表現です。설상가상(不運に不運が重なること)や갑론을박(激しい議論)は、状況をひと言にまとめます。この組み合わせから、韓国の社説に見られる憤りの調子を読み取れます。
この課で、風刺的なことわざと四字熟語(사자성어)の故事に続く慣用表現の章を締めくくります。今回はニュースの場面で、論説の書き手が反論するときの表現と四字熟語を合わせて学びます。
まずは、時事や論評に関する10語です。
時事・論評に関する10語
無理な要求に異議を唱える:-으래서야
-으래서야は、「〜しろと言って、それでよいのか」と反語で無理な要求を退けるときに使います。-(으)라고 해서야の系列を縮めた形です。パッチムのある動詞(この課の「我慢する」「覆い隠す」)では으が入り、-으래서야となります。後ろには되겠는가 / 되겠습니까などが続き、「それではよくない」という答えを前提に問いかけます。
이대로 가래서야 되겠는가 = このまま進めと言って、それでよいのか 국민더러 무작정 참으래서야 되겠습니까 = 国民にただひたすら我慢しろと言って、それでよいのでしょうか 진실을 덮으래서야 말이 되는가 = 真実を覆い隠せと言うのは、筋が通るのか 책임을 떠넘기고 기다리래서야 되겠나 = 責任を押し付け、待てと言って、それで済むのか
怒りや反論の調子を伴う表現です。要求の不当さを直接言い切らず、問いかけで示せるため、-으래서야は社説や熱のこもった論評に向いています。上で学んだニュースの四字熟語と組み合わせやすい表現です。
論評の中で使う四字熟語
ひとつの段落で四字熟語を重ね、最後に反語で異議を唱える例を読みます。
물가가 치솟는 와중에 설상가상으로 금리까지 올랐다. 대책을 두고 여야는 갑론을박만 거듭할 뿐, 합의는 보이지 않는다. 그사이 책임 공방은 점입가경으로 치닫고 있다. 사정이 이런데도 국민더러 그저 묵묵히 참으래서야 되겠는가.
物価が急騰する中、さらに悪いことに金利まで上がりました。対策を巡って与野党は激しい議論を繰り返すばかりで、合意の兆しは見えません。その間にも、責任の押し付け合いはますます見苦しくなっています。このような状況で、国民にただ黙って耐えろと言って、それでよいのでしょうか。
四字熟語が、悪化、議論の行き詰まり、見苦しさの増大という危機の各段階を表しています。そして、最後の-으래서야が状況説明を鋭い批判へと変えます。韓国語の論説では、このように状況の要約と書き手の評価を組み合わせます。
ニュースを見て感想を言う
同じ四字熟語を、続報を見ながら不満を話す2人の会話で見てみます。
설상가상と점입가경が、論説と同じように危機の様子を評価しています。참으래서야 되겠냐고は、社説に見られる憤りや反論を日常会話で伝えています。四字熟語と反語を合わせると、時事問題についての立場や感情を短く表せます。
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Q 1 / 5よくある質問
-으래서야はどのような意味で、どんな調子を伝えますか。
-으래서야は「〜しろと言って、それでよいのか」と、無理な要求に反語で異議を唱えるときの表現です。이대로 가래서야 되겠는가は「このまま進めと言って、それでよいのか」、참으래서야 되겠습니까は「ただ我慢しろと言って、それでよいのでしょうか」です。
命令の引用と-아서야を組み合わせた-(으)라고 해서야の縮約形で、パッチムのある動詞(「我慢する」「覆い隠す」)では으が入ります。後ろには되겠는가 / 되겠습니까など、否定の答えを前提とする問いがよく続きます。
怒りや反論の調子があり、社説や論説、熱のこもった論評に使われます。拒否を直接述べず、問いかけによって要求の不当さを示します。
韓国のニュースや論評で四字熟語がよく使われるのはなぜですか。
四字熟語(사자성어)は、複雑な状況を短い言葉にまとめられるため、見出しや論評に向いています。설상가상は「雪上加霜」で、危機にさらに不運が重なる様子を表します。
갑론을박は、日本語でも使う「甲論乙駁」で、意見が激しくぶつかり合う様子です。점입가경は、ますますあきれた展開になる不祥事などを皮肉ることがあります。
広く知られた表現を使うと、書き手は怒りや皮肉、諦めといった評価もひと言に込められます。四字熟語が表す状況と調子を知っていると、論説の要点だけでなく、書き手の立場も読み取りやすくなります。
本来は肯定的な意味の점입가경は、どのように使われますか。
점입가경は、文字どおりには「次第に佳境に入る」という意味です。景色や物語などが、進むにつれて面白くなる様子を表します。
一方、ニュースの論評では、不祥事や対立がますます見苦しくなることを皮肉って使う場合があります。사태가 점입가경이다は、その文脈なら「事態がますますあきれた展開になっている」という意味です。
不正や公の争いを褒めているわけではなく、前後の内容から皮肉と分かります。점입가경には、物語や試合が次第に面白くなるという本来の使い方もあるので、対象と文脈から判断します。