韓国語の受け身(피동):이/히/리/기・-어지다・-어 있다
韓国語の受け身を作る이/히/리/기と-어/아지다を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の受け身(피동)には、代表的な作り方が2つあります。接尾辞이/히/리/기を使う形は、문이 닫혀요(ドアが閉まります)、소리가 들려요(音が聞こえます)などです。-어/아지다を使う形には、만들어지다(作られる)、켜지다(つく)などがあります。変化した後の状態が続く場合は、さらに-어/아 있다を付けて表せます。문이 닫혀 있어요は「ドアが閉まっています」です。
このレッスンでは、受け身の基礎を学びます。범인이 잡혔다(犯人が捕まった)のようなニュースの見出しにも使われる文法です。
前のレッスンでは、擬音語・擬態語と만큼で様子を伝える練習をしました。今回は、文の視点を変えます。문을 닫았어요(ドアを閉めました)に対して、문이 닫혔어요(ドアが閉まりました)は、動作をする人よりも、ドアに起きた変化に注目した表現です。
動作を受けるものが主語になり、이/가が付きます。韓国語の受け身は、日本語では「〜られる」だけでなく、「閉まる」「見える」のような形になることもあります。この対応を押さえると、文章やニュース、日常の状況説明が読みやすくなります。
出来事や状態を表す10語
事件、破損、状態など、受け身と一緒によく使う名詞や動詞です。
受け身を作る4つの接尾辞 — 이/히/리/기
基本的な動詞には、語幹の後に이、히、리、기を付けて受け身を作るものが多くあります。どれを使うかは動詞ごとに決まっているので、対にして覚えます。動作を受けるものが主語になると、이/가が付きます。
이 : 보다→보이다(見える)、놓다→놓이다(置かれる)、쌓다→쌓이다(積もる、積まれる) 히 : 닫다→닫히다(閉まる)、먹다→먹히다(食べられる)、잡다→잡히다(捕まる) 리 : 열다→열리다(開く)、듣다→들리다(聞こえる)、팔다→팔리다(売れる) 기 : 안다→안기다(抱かれる)、끊다→끊기다(切れる)、쫓다→쫓기다(追われる)
目的語と主語の変化にも注目してください。能動文の문을 닫아요(ドアを閉めます)が、受け身では문이 닫혀요(ドアが閉まります)になります。
動作をする人よりも、動作を受けるもの(문이)に焦点が移ります。ニュースでも、도둑이 경찰에게 잡혔어요(泥棒が警察に捕まりました)のように使います。
もう1つの受け身 — -어/아지다
接尾辞による受け身とは別に、-어/아지다を使って受け身を作る動詞もあります。하다動詞の多くは、사용하다→사용되다のように-되다を使います。形容詞に付けて「〜になる」を表した-어지다(좋다→좋아지다=よくなる)と同じ形です。
만들다→만들어지다 = 作られる(이 빵은 손으로 만들어져요 = このパンは手作業で作られます) 켜다→켜지다 = つく(불이 켜졌어요 = 明かりがつきました) 정하다→정해지다 = 決まる(날짜가 정해졌어요 = 日付が決まりました)
ここでは、固有語の動詞に多い이/히/리/기と、-어/아지다による作り方を学びました。ただし、接尾辞の形がなければすべて-어/아지다にできる、という規則ではありません。-어/아지다を使えるかどうかも含め、受け身の形と意味を動詞ごとに確かめてください。
変化した後の状態 — -어/아 있다
変化した後もその状態が続くことを表すには、受け身の動詞や、その状態を表せる自動詞に**-어/아 있다**を付けます。出来事と、その結果として続く状態を区別する形です。
문이 닫혀 있어요 = ドアが閉まっています — 닫혀요(閉まります)との違いに注目します 불이 켜져 있어요 = 明かりがついています — 켜져요(つきます)との違いに注目します 벽에 그림이 걸려 있어요 = 壁に絵が掛かっています
닫혀요は閉まるという変化、닫혀 있어요は閉まったままの状態です。ニュースでも、사고가 났다(事故が起きた)で出来事を、길이 막혀 있다(道がふさがっている)で続いている状態を伝えます。
物に何が起きたかを伝える会話
受け身と-어 있다を使って、続けて起きたトラブルを伝える会話です。
사고가 발생했어요(トラブルが起きました)、컵이 깨지고(コップが割れて)、휴대폰이 끊겼어요(携帯電話の接続が切れました)は、何が起きたかを伝えています。문이 잠겨 있어서(ドアに鍵がかかっていて)と열쇠가 놓여 있었어요(鍵が置いてありました)は、その後の状態です。すべてが文法上の受け身というわけではありませんが、どれも出来事や物の状態に焦点を当てた表現です。
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Q 1 / 5よくある質問
受け身で이/히/리/기と-어지다をどう使い分けますか。
基本的な動作動詞には、接尾辞이/히/리/기で作る受け身が多くあります。どれを使うかは動詞ごとに決まっているため、보다→보이다、닫다→닫히다、열다→열리다、안다→안기다のように対で覚えます。
こうした形とは別に、-어/아지다を使うものもあり、만들다→만들어지다、켜다→켜지다、정하다→정해지다などが代表例です。하다動詞の多くは、사용하다→사용되다のように-되다を使います。
短い固有語の動詞では接尾辞による形をまず調べ、それ以外も辞書で実際の受け身形を確かめると確実です。이/히/리/기の組み合わせは、例文と一緒に少しずつ覚えていきます。
닫혀요と닫혀 있어요はどう違いますか。
닫혀요はドアが閉まる動きや変化を表します。바람에 문이 닫혀요は「風でドアが閉まります」です。
닫혀 있어요は、受け身に-어 있다を付けた形で、閉まった後も続く状態を表します。지금 문이 닫혀 있어요は「今、ドアが閉まっています」です。
出来事には受け身の動詞を、結果として続いている状態には-어 있다を使います。불이 켜져요(明かりがつきます)と불이 켜져 있어요(明かりがついています)も同じ対比です。
-어 있다と-고 있다は同じ意味ですか。
ここでの使い方は異なります。-고 있다は動作の進行を表し、문을 닫고 있어요は「ドアを閉めているところです」です。
-어 있다は変化した後の状態を表し、その状態を表せる自動詞や受け身の動詞に付きます。문이 닫혀 있어요は「ドアが閉まっています」です。
同じように、앉고 있어요は腰を下ろしている動作の途中、앉아 있어요は座った状態を表します。受け身の後に-어 있다を付けると、「その状態のままでいる」と伝えられます。
なお、進行形として紹介した形にも、着用などを表す動詞では結果の状態を示す用法があります。