韓国語の指示詞入門:이거・그거・저거の違いと뭐예요の使い方
韓国語の「これ・それ・あれ」にあたる이거・그거・저거を、話し手と聞き手の位置から学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語では、話し手の近くにある物を이거、聞き手の近くにある物を그거、両方から離れた物を저거と呼び分けます。日本語の「これ・それ・あれ」によく似ています。
뭐예요?「何ですか」と組み合わせると、見慣れない物について尋ねられます。韓国に着いたばかりの時期にも役立つ表現です。このレッスンでは、主語を表す助詞이/가にも触れます。
物を指す言葉
まずは4つの語を学びます。元の形は이것、그것、저것、무엇ですが、会話では短くした形がよく使われます。ここでは会話の形から練習します。
이=話し手の近く、그=聞き手の近く、またはすでに話題に出た物、저=両方から離れた場所にある、目に見える物を指します。 「物」を表す것を付けると代名詞になります。会話では거という形を使い、이거、그거、저거となります。 この3つは名詞の前にも置けます。이 책=この本、그 가방=そのかばん、저 사람=あの人です。 教科書に出てくるかしこまった이것은 무엇입니까?は、日常会話では이거 뭐예요?となります。
日本語の「これ・それ・あれ」と同様に、話し手と聞き手の位置が使い分けの手がかりになります。
聞き手の携帯電話を指すなら그거、通りの向こうの建物を指すなら저거です。
目の前の物については、그は「相手の側」、저は「両方から離れた所」と考えると選びやすくなります。
身近な物を表す7つの単語
持ち歩く物や生活に必要な物など、初級の会話によく出てくる名詞です。
主語を表す助詞이/가の基本
뭐예요を使う質問には、主語を表す助詞も出てきます。第4課で学んだ은/는が話題を示すのに対し、이/가は主語を示します。新しく伝える情報や、何かを尋ねる場面によく使います。
名詞の最後の音に合わせて、2つの形を使い分けます。 パッチムがある場合は이:이름이 뭐예요?=お名前は何ですか。 母音で終わる場合は가:친구가=友人が。 会話でよく使う短縮形もあります。이것 + 이 → 이게は이것이を短くした形です。이게 뭐예요?=これは何ですか。 まずは形に慣れてください。은/는と이/가の詳しい使い分けは、後のレッスンで学びます。
韓国の家庭で
韓国人の友人の家やホームステイ先の台所で、見慣れない物について尋ねる場面です。話す人が変わると、指示詞も変わる点に注目してください。
最初の2つの発言では、同じボトルを、持っている人は이거、返事をする人は그거と呼んでいます。指示詞は物そのものではなく、話し手から見た位置関係で決まります。
この会話には韓国の暮らしも表れています。韓国の家庭では、キムチの発酵や保存に適した専用の冷蔵庫、김치냉장고が広く使われています。また、水の代わりに冷たい보리차(麦茶)が出されることもあります。
どちらも、訪問先で이거 뭐예요?と尋ねると、自然に会話を始められます。
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Q 1 / 5よくある質問
이것と이거はどう違いますか。
意味は同じです。이것は省略していない形、이거は会話でよく使う短い形です。
同じように그것/그거、저것/저거、무엇/뭐という組み合わせがあります。
그と저は、日本語の「そ」と「あ」のように使い分けますか。
目の前の物を指す場合は、よく似ています。聞き手の近くにある物や、会話ですでに出た物には그を使います。
話し手と聞き手の両方から離れた、目に見える物には저を使います。話し手からの距離だけでなく、聞き手との位置関係も考えます。
初対面の人にも뭐예요と尋ねてよいですか。
はい。뭐예요?
はヘヨ体の丁寧な表現で、店やカフェでも使えます。무엇입니까?
はハムニダ体のかしこまった表現で、案内や試験の設問などに使われます。親しい友人同士では、パンマル(韓国語のタメ口)の뭐야?
「何?」もよく聞きます。