韓国語で教育問題を話す:은/는커녕・치고・-다면の使い方
教育への意見を、은/는커녕・치고・-다면で表します。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語で教育について意見を交わすときは、3つの表現が役立ちます。은/는커녕は、期待とは反対の結果を表します。쉬기는커녕 밤까지 공부해요は「休むどころか、夜まで勉強します」です。
치고は、その種類や立場から予想する程度を基準に判断します。초보치고 잘해요は「初心者にしては上手です」です。
-다면は、仮の状況を設定します。제가 부모라면 다르게 하겠어요は「私が親なら、違うやり方にします」です。
韓国では、사교육(学校外の私的な教育)、입시(入学試験)、경쟁(競争)をめぐって活発に議論されます。この3つの表現を使うと、自分の立場を説明できます。
第5章では、数字や意見を通して社会を読み解きます。教育は、その両方がよく登場する話題です。すでに大学やキャンパスでの生活と語学学校の日常を説明する表現を学びました。ここでは塾通いの負担や受験競争について、どう考えるかを話します。
まず、議論の土台になる単語を見ていきます。
教育について意見を交わす12の単語
学校教育や負担、教育改革について話すための語彙です。
〜どころか — 은/는커녕
期待されていたことに対して、それとは反対の厳しい現実を伝えるときに은/는커녕を使います。日本語の「〜どころか」に近い表現です。パッチムがあれば은、なければ는を付けます。動詞は名詞化する-기を付けてから使います。
방학에 쉬기는커녕 밤까지 공부해요 = 休暇中は休むどころか、夜まで勉強します 칭찬은커녕 혼났어요 = 褒められるどころか、叱られました 성적이 오르기는커녕 더 떨어졌어요 = 成績は上がるどころか、さらに下がりました 돈을 모으기는커녕 빚만 늘었어요 = お金をためるどころか、借金ばかり増えました 학원을 줄이기는커녕 하나 더 늘렸어요 = 通う塾を減らすどころか、もう一つ増やしました
これらの例では、後ろに否定的な内容や、期待より厳しい結果が続きます。その対比によって、期待外れだったことを強く伝えます。
칭찬은커녕は「褒められる」という期待を否定し、혼났어요(叱られました)という現実につなげます。楽観的な見方に対して、実際は違うと伝える表現です。
〜にしては — 치고
その種類や立場から予想される程度を基準にして、実際はそれよりよい、または悪いと判断するときに使います。名詞に直接치고を付けます。否定表現と組み合わせ、同じ種類のものに例外がないと述べる用法もあります。
이 학생은 초보치고 발표를 잘해요 = この学生は初心者にしては発表が上手です 오늘은 겨울치고 따뜻해요 = 今日は冬にしては暖かいです 신입치고 일을 빨리 배워요 = 新人にしては仕事を覚えるのが早いです 부모치고 자식 걱정 안 하는 사람 없어요 = 親で、子どもの心配をしない人はいません 학생치고 그걸 모르는 사람이 없어요 = 学生で、それを知らない人はいません
同じ形に2つの意味があります。最初の3例は、その種類から予想される状態と違うことを表します。最後の2例は없어요で結び、「例外がない」と一般化しています。文末が없다かどうかだけでなく、文全体の意味で見分けます。
もし違う状況なら — -다면
「もし〜なら」と状況を仮定するときに**-다면**を使います。実際とは違う状況を想像することもできます。名詞には(이)라면、動詞には-ㄴ/는다면、形容詞には-다면を付けます。
제가 부모라면 다르게 하겠어요 = 私が親なら、違うやり方にします 경쟁이 사라진다면 아이들이 더 행복할까요? = 競争がなくなったら、子どもたちはもっと幸せでしょうか 사교육이 없다면 공교육이 더 강해질 거예요 = 学校外の私的な教育がなければ、公教育がもっと充実するでしょう 성적이 전부라면 너무 슬프잖아요 = 成績がすべてなら、あまりにも悲しいですよね 제가 책임자라면 입시 제도를 바꾸겠어요 = 私が責任者なら、入試制度を変えます
-(으)면との違いは、仮定をどのくらい意識するかです。-(으)면は日常の条件にも使い、시간이 있으면 갈게요は「時間があれば行きます」です。-다면では「仮にそうだとしたら」と想像する意味が強くなります。제가 대통령이라면は「私が大統領なら」です。教育について意見を交わすときも、-다면で仮の条件をはっきり示せます。
塾をめぐる賛成と反対の意見
短い意見交換を読み、賛成と反対の立場がどう表現されるか見ていきます。
찬성(賛成): 사교육이 없다면 좋은 대학에 가기 힘들어요. 경쟁이 심하니까 어쩔 수 없어요. 塾などの学校外の教育がなければ、よい大学に入るのは難しいです。競争が激しいので、仕方ありません。
반대(反対): 아이들이 쉬기는커녕 밤까지 학원에 있어요. 학생치고 너무 지친 거 아니에요? 子どもたちは休むどころか、夜まで塾にいます。学生にしては、疲れすぎていませんか。
없다면は仮定を示し、쉬기는커녕は期待と反対の現実を伝え、학생치고は学生という立場を基準に判断します。この短い意見交換で、3つの表現が主張を支えています。
保護者同士で塾通いについて話す
2人の保護者が、子どもの予定についてメッセージを交わします。3つの表現を使った会話です。
쉬기는커녕は「休んでいるはず」という予想を否定します。초등학생치고は小学生という立場を基準に比較し、부모치고は親全体について一般化します。부모라면 / 없다면は仮の状況を設定します。8つの発言で、教育についてそれぞれの考えを伝えています。
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Q 1 / 8よくある質問
은/는커녕はどう使いますか。助詞はどう選びますか。
은/는커녕は「〜どころか」と、期待されていたことが実現せず、別の結果になったことを表します。このレッスンでは「期待したこと+은/는커녕+より厳しい現実」の形で使います。
쉬기는커녕 밤까지 공부해요は「休むどころか夜まで勉強します」、칭찬은커녕 혼났어요は「褒められるどころか叱られました」です。パッチムがある語には은を使い、칭찬은커녕となります。
パッチムがない語には는を使います。動詞を-기で名詞化した形も母音で終わるので、쉬기는커녕となります。
ここで挙げた은/는커녕の例では、後ろに期待を下回る内容や反対の結果が続きます。
치고の2つの意味は、どう見分けますか。
どちらも名詞に付き、文全体の意味で区別します。1つ目の치고は「〜にしては」です。
초보치고 잘해요は「初心者にしては上手です」、겨울치고 따뜻해요は「冬にしては暖かいです」で、その種類から予想される状態との違いを示します。2つ目の치고(는)は「例外なく」という一般化です。
부모치고 자식 걱정 안 하는 사람 없어요は「親で、子どもの心配をしない人はいません」と、否定を使って例外がないことを表します。ただし、文末が없다や안…などの否定というだけでは決まりません。
「その種類にしては意外な状態」なのか、「その種類には例外がない」のかを文全体から判断します。
-다면と-ㄴ/는다면はどう使い分けますか。-(으)면との違いは何ですか。
名詞には(이)라면を付け、제가 부모라면は「私が親なら」です。動詞には-ㄴ/는다면を付け、경쟁이 사라진다면は「競争がなくなったら」です。
形容詞には-다면を付け、힘들다면は「大変なら」です。どれも、ある状況を仮定します。
-(으)면との違いは、仮定をどのくらい意識するかです。-(으)면は一般的な条件に広く使え、시간이 있으면 갈게요は「時間があれば行きます」です。
一方、-다면は「仮にそうだとしたら」と想定する気持ちが強く、제가 대통령이라면は「私が大統領なら」となります。実際とは違う状況にも使えますが、反実仮想だけに限りません。
教育について「親の立場なら」「競争がなくなったら」と意見を述べるとき、-다면が役立ちます。