韓国語の否定表現:안と못、이/가 아니에요、-지 않다の使い方
韓国語の否定表現を例文で学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の否定表現では、2つの副詞を使い分けます。「しない」という意思や事実を表すときは안で、고기를 안 먹어요は「肉を食べません」です。「できない」と言うときは못で、수영을 못 해요は「泳げません」です。名詞を否定する「〜ではありません」には이/가 아니에요を使います。
書き言葉でもよく使う長い形、-지 않다 / -지 못하다も学びます。肉やお酒、たばこを断る場面で、理由に合った表現を選べるようになります。
断る場面で使う10の単語
まずは、勧められる食べ物や行動と、それを断るときに使う単語を見ていきます。
안と못:「しない」と「できない」の違い
どちらも動詞の前に置きますが、意味は異なります。안は「しない」という意思や事実を表します。못は、能力・体調・予定・規則などの理由で「できない」ことを表します。
日本語の「しない」と「できない」を区別すると、使い分けを捉えやすくなります。
안=〜ない/しません(自分の意思):고기를 안 먹어요=肉を食べません。 못=できません(能力や事情):수영을 못 해요=泳げません。 同じ動詞でも意味が変わります:술을 안 마셔요(お酒を飲みません)と술을 못 마셔요(運転や服薬などのため、お酒を飲めません)。
活動を表す名詞と하다を組み合わせた動詞では、置く位置に注意します。수영하다は수영 안 해요 / 수영 못 해요のように、名詞と하다の間に否定の副詞を置きます。안 수영해요は不自然です。
単純な動詞では、안 가요、못 마셔요のように直前に置きます。
「水ではありません」:이/가 아니에요
第4課では、「〜です」を表す이에요/예요を学びました。その否定形が이/가 아니에요です。動詞には안/못、名詞には아니에요を使います。日本語では「学生ではありません」ですが、韓国語のこの形では名詞に「が」にあたる助詞を付けます。
パッチムで終わる名詞 + 이 아니에요:저는 학생이 아니에요=私は学生ではありません。 母音で終わる名詞 + 가 아니에요:저는 가수가 아니에요=私は歌手ではありません。 이거는 물이 아니에요. 술이에요!=これは水ではありません。お酒です!
長い否定形:-지 않다と-지 못하다
먹지 않아요=안 먹어요=食べません。 먹지 못해요=못 먹어요=食べられません。 どの動詞も語幹に지を付けます。語幹の母音に合わせて形を選ぶ必要はありません。
ここでの否定の意味は안、못と同じです。形によって、文の響きや使われやすい場面が変わります。
長い形は、文章・掲示・案内などでよく使われ、短い形より改まった響きになることがあります。ただし、会話でも使います。まず会話で使いやすい안/못に慣れ、-지 않다も読んで分かるようにすると役立ちます。
않다と못하다も、ヘヨ体(해요)の課で学んだように活用し、않아요、못해요になります。
아직・전혀・별로:否定文と使う副詞
否定文とよく使う副詞を3つ紹介します。아직は「まだ」で、아직 잘 못해요は「まだうまくできません」です。肯定文でも使えます。
전혀は「まったく〜ない」、별로は「あまり〜ない」という意味で、전혀 안 마셔요は「まったく飲みません」、별로 안 매워요は「あまり辛くありません」です。
「まったく辛くない」の意味で전혀 매워요とは言えません。この意味では안、못、아니에요などの否定表現と組み合わせます。ただし、「まったく違う」「まったく新しい」のように違いや新しさを強調するときは、肯定表現と使う場合もあります。
相手に理由が伝わる断り方
夕食に誘われた会話で、안と못の使い分けを見てみます。
肉を食べないという普段の選択には안を使います。一方、お酒には못を使い、今日は事情があって飲めないと伝えています。この会話では、別の機会なら飲める可能性も残ります。
否定表現を選ぶと、単に断るだけでなく、その理由や気持ちも相手に伝わります。
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Q 1 / 5よくある質問
안と못はどう違いますか?
안は、自分の意思や単なる事実として否定します。고기를 안 먹어요は「肉を食べません」です。
못は、能力や事情によってできないことを表し、수영을 못 해요は「泳げません」です。술을 안 마셔요は「お酒を飲みません」、술을 못 마셔요は「お酒を飲めません」です。
後者は、運転や服薬など一時的な事情にも、体質など継続的な理由にも使えます。
공부하다のような하다動詞では、안をどこに置きますか?
名詞部分と하다の間に안や못を置き、공부 안 해요、수영 못 해요、운전 안 해요と言います。안 공부해요は不自然です。
ただし、すべての하다動詞を同じように分けられるわけではありません。ここでは、勉強・水泳・運転のような活動を表す名詞と組み合わせた動詞を扱います。
それ以外の例では안 가요、못 마셔요のように動詞の直前に置きます。
아니요と아니에요は同じですか?
役割が違います。아니요は「いいえ」という返事で、학생이에요?
— 아니요.のように使います。
아니에요は「〜ではありません」を表す述語です。名詞に이/가を付け、학생이 아니에요=「学生ではありません」と言います。
文脈から分かる名詞は省略できます。また、お礼への返事として아니에요だけで「いえいえ」と言うこともあります。