ログイン

韓国語の否定表現:안と못、이/가 아니에요、-지 않다の使い方

韓国語の否定表現を例文で学びます。

公開日:

A

執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)

L1-14 🌱 レベル1 · TOPIK 1 ⚡ 最後に5問クイズ

韓国語の否定表現では、2つの副詞を使い分けます。「しない」という意思や事実を表すときは안で、고기를 안 먹어요は「肉を食べません」です。「できない」と言うときは못で、수영을 못 해요は「泳げません」です。名詞を否定する「〜ではありません」には이/가 아니에요を使います。

書き言葉でもよく使う長い形、-지 않다 / -지 못하다も学びます。肉やお酒、たばこを断る場面で、理由に合った表現を選べるようになります。

断る場面で使う10の単語

まずは、勧められる食べ物や行動と、それを断るときに使う単語を見ていきます。

수영하다
su-yeong-ha-da
泳ぐ
수영을 못 해요 — su-yeong-eul mo-tae-yo — 泳げません
맵다
maep-da
辛い
너무 매워요 — neo-mu mae-wo-yo — 辛すぎます(変則活用です。今は매워요の形で覚えてください)
운전하다
un-jeon-ha-da
運転する
오늘은 운전을 못 해요 — o-neu-reun un-jeo-neul mo-tae-yo — 今日は運転できません
고기
go-gi
肉
고기를 안 먹어요 — go-gi-reul an meo-geo-yo — 肉を食べません
술
sul
お酒
술을 안 마셔요 — su-reul an ma-syeo-yo — お酒を飲みません
담배
dam-bae
たばこ
담배를 안 피워요 — dam-bae-reul an pi-wo-yo — たばこを吸いません
아직
a-jik
まだ
아직 학생이에요 — a-jik hak-saeng-i-e-yo — まだ学生です
전혀
jeon-hyeo
まったく〜ない(ここでは否定表現と使います)
술을 전혀 안 마셔요 — su-reul jeon-hyeo an ma-syeo-yo — お酒をまったく飲みません
별로
byeol-lo
あまり〜ない
별로 안 매워요 — byeol-lo an mae-wo-yo — あまり辛くありません
못하다
mo-ta-da
苦手、うまくできない(1つの単語です)
한국어를 아직 잘 못해요 — han-gu-geo-reul a-jik jal mo-tae-yo — 韓国語はまだあまり上手ではありません

안と못:「しない」と「できない」の違い

どちらも動詞の前に置きますが、意味は異なります。안は「しない」という意思や事実を表します。못は、能力・体調・予定・規則などの理由で「できない」ことを表します。

日本語の「しない」と「できない」を区別すると、使い分けを捉えやすくなります。

안と못 ― しない・できない
안/못 + 動詞

안=〜ない/しません(自分の意思):고기를 안 먹어요=肉を食べません。 못=できません(能力や事情):수영을 못 해요=泳げません。 同じ動詞でも意味が変わります:술을 안 마셔요(お酒を飲みません)と술을 못 마셔요(運転や服薬などのため、お酒を飲めません)。

活動を表す名詞と하다を組み合わせた動詞では、置く位置に注意します。수영하다は수영 안 해요 / 수영 못 해요のように、名詞と하다の間に否定の副詞を置きます。안 수영해요は不自然です。

単純な動詞では、안 가요、못 마셔요のように直前に置きます。

「水ではありません」:이/가 아니에요

第4課では、「〜です」を表す이에요/예요を学びました。その否定形が이/가 아니에요です。動詞には안/못、名詞には아니에요を使います。日本語では「学生ではありません」ですが、韓国語のこの形では名詞に「が」にあたる助詞を付けます。

아니에요 ― 名詞の否定
名詞 + 이/가 아니에요

パッチムで終わる名詞 + 이 아니에요:저는 학생이 아니에요=私は学生ではありません。 母音で終わる名詞 + 가 아니에요:저는 가수가 아니에요=私は歌手ではありません。 이거는 물이 아니에요. 술이에요!=これは水ではありません。お酒です!

長い否定形:-지 않다と-지 못하다

長い否定形 ― 書き言葉でも使う形
動詞の語幹 + 지 않다 / 지 못하다

먹지 않아요=안 먹어요=食べません。 먹지 못해요=못 먹어요=食べられません。 どの動詞も語幹に지を付けます。語幹の母音に合わせて形を選ぶ必要はありません。

ここでの否定の意味は안、못と同じです。形によって、文の響きや使われやすい場面が変わります。

長い形は、文章・掲示・案内などでよく使われ、短い形より改まった響きになることがあります。ただし、会話でも使います。まず会話で使いやすい안/못に慣れ、-지 않다も読んで分かるようにすると役立ちます。

않다と못하다も、ヘヨ体(해요)の課で学んだように活用し、않아요、못해요になります。

아직・전혀・별로:否定文と使う副詞

否定文とよく使う副詞を3つ紹介します。아직は「まだ」で、아직 잘 못해요は「まだうまくできません」です。肯定文でも使えます。

전혀は「まったく〜ない」、별로は「あまり〜ない」という意味で、전혀 안 마셔요は「まったく飲みません」、별로 안 매워요は「あまり辛くありません」です。

「まったく辛くない」の意味で전혀 매워요とは言えません。この意味では안、못、아니에요などの否定表現と組み合わせます。ただし、「まったく違う」「まったく新しい」のように違いや新しさを強調するときは、肯定表現と使う場合もあります。

相手に理由が伝わる断り方

夕食に誘われた会話で、안と못の使い分けを見てみます。

食事の誘いを断る会話 夕食で使う안と못
민아 씨, 고기 먹어요? ミナさん、肉は食べますか?(会話では를を省くこともあります)
아니요, 저는 고기를 안 먹어요. 그런데 생선은 먹어요! いいえ、私は肉を食べません。でも魚は食べます!(생선=魚。은は対比を表します)
그럼 술은 마셔요? では、お酒は飲みますか?(그럼=では)
오늘은 못 마셔요. 제가 운전해요! 今日は飲めません。私が運転します!(意思なら안、事情があってできない場合は못です)

肉を食べないという普段の選択には안を使います。一方、お酒には못を使い、今日は事情があって飲めないと伝えています。この会話では、別の機会なら飲める可能性も残ります。

否定表現を選ぶと、単に断るだけでなく、その理由や気持ちも相手に伝わります。

⚡ 2分チェック

Q 1 / 5
🎮 レベル1(TOPIK 1)の単語ゲーム →

よくある質問

안と못はどう違いますか?

안は、自分の意思や単なる事実として否定します。고기를 안 먹어요は「肉を食べません」です。

못は、能力や事情によってできないことを表し、수영을 못 해요は「泳げません」です。술을 안 마셔요は「お酒を飲みません」、술을 못 마셔요は「お酒を飲めません」です。

後者は、運転や服薬など一時的な事情にも、体質など継続的な理由にも使えます。

공부하다のような하다動詞では、안をどこに置きますか?

名詞部分と하다の間に안や못を置き、공부 안 해요、수영 못 해요、운전 안 해요と言います。안 공부해요は不自然です。

ただし、すべての하다動詞を同じように分けられるわけではありません。ここでは、勉強・水泳・運転のような活動を表す名詞と組み合わせた動詞を扱います。

それ以外の例では안 가요、못 마셔요のように動詞の直前に置きます。

아니요と아니에요は同じですか?

役割が違います。아니요は「いいえ」という返事で、학생이에요?

— 아니요.のように使います。

아니에요は「〜ではありません」を表す述語です。名詞に이/가を付け、학생이 아니에요=「学生ではありません」と言います。

文脈から分かる名詞は省略できます。また、お礼への返事として아니에요だけで「いえいえ」と言うこともあります。