韓国語のニュース見出し:-다・에 관하여・-는 가운데
韓国語の見出しに現れる-다(정부, 새 정책 발표하다=政府、新政策を発表)、話題を示す에 관하여(환경 문제에 관하여 논의했다=環境問題について議論しました)、背景を示す-는 가운데(우려가 커지는 가운데=懸念が高まる中)を学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語のニュースには、情報を短くまとめる独特の文体があります。この課では、-다で終わる見出し例(정부, 새 정책 발표하다=政府、新政策を発表/물가, 또 오르다=物価、再び上昇)、話題を示す에 관하여(환경 문제에 관하여 논의했다=環境問題について議論しました)、背景を示す-는 가운데(우려가 커지는 가운데 정부가 대책을 내놨다=懸念が高まる中、政府が対策を打ち出しました)を読みます。
ここでの目標は、会話の練習ではなく、ニュースの見出しを読み取ることです。
前の課では、受け身や-ㄴ다/-는다の語尾を使う改まった書き言葉を学びました。
見出しはその文体をさらに縮めたものです。이다や助詞が消え、読点が助詞の役割を担い、過去の出来事も現在形で書かれます。日本語の新聞見出しと同じ発想です。まずは政治報道によく出る語彙から見ていきます。
ニュースを読むための単語10語
韓国のニュースアプリで、主要記事によく出てくる単語です。
見出しの文体と-다
見出しやタイトルでは、文章で使う-ㄴ다/-는다の代わりに、動詞の辞書形-다を使うことがあります(발표한다 → 발표하다、오른다 → 오르다)。現在形のまま、時点を限定せず客観的に事実を伝えます。名詞で終わる見出しも多くあります(정부, 새 정책 발표)。
정부, 새 정책 발표하다 = 政府、新政策を発表 물가, 또 오르다 = 物価、再び上昇 여름 폭염, 갈수록 심해지다 = 夏の猛暑、ますます深刻に 국회, 법안 통과 놓고 충돌하다 = 国会、法案可決をめぐり対立
4級のニュース文体で学んだ-ㄴ다/-는다と関連する表現ですが、ここでは見出しに辞書形を使っています。話し手の感情を出さず、事実を淡々と伝える点がニュースらしさです。
話題を示す에 관하여
何について述べるかを示すには、話題となる名詞に에 관하여を付けます。短い形は에 관해です。報告書や議題、記事などでよく使う、改まった表現です。
환경 문제에 관하여 논의했다 = 環境問題について議論しました 이번 사건에 관해 정부가 입장을 밝혔다 = 今回の事件について政府が立場を明らかにしました 교육 정책에 관하여 보고서를 냈다 = 教育政策に関する報告書を出しました 안전 문제에 관해 대책을 발표했다 = 安全上の問題について対策を発表しました
似た表現の에 대하여/에 대해も「~について」という意味で、短い形は日常会話にもよく使います。
에 관하여は「この話題に関して」と対象を明確にする響きがあり、에 대해はより幅広い「~について」に当たります。報告書の題名では、에 관하여や에 관한(~に関する)が最も報道らしく響きます。
背景となる状況を示す-는 가운데
主な出来事の背景となる状況を示すときは、-는 가운데を使います。日本語の「~する中で」に近く、ニュースでは緊張を伴う状況や注目される状況を述べる際によく現れます。
우려가 커지는 가운데 정부가 대책을 내놨다 = 懸念が高まる中、政府が対策を打ち出しました 관심이 쏠리는 가운데 회의가 시작됐다 = 関心が集まる中、会議が始まりました 비판이 이어지는 가운데 장관이 사과했다 = 批判が続く中、大臣が謝罪しました 경기가 나빠지는 가운데 물가만 올랐다 = 景気が悪化する中、物価だけが上がりました
-는 가운데を、期間を示す-는 동안(~する間)や、同時進行を示す-으면서(~しながら)と比べてみてください。-는 가운데では、単に同じ時間帯の出来事をつなぐだけでなく、背景となる状況そのものに意味があります。
見出しから本文、会話へ
同じニュースを、短い見出し、記事冒頭の本文、友人の反応という三つの形で読みます。
[속보] 정부, 새 부동산 정책 발표하다
물가 상승에 대한 우려가 커지는 가운데, 정부가 오늘 주택 시장에 관하여 새로운 대책을 발표했다. 국회는 관련 법안을 다음 주 논의하기로 했다.
見出しと本文を比べてみてください。見出しは辞書形の발표하다(-다)を使い、本文では발표했다と過去形で詳しく述べています。에 관하여が話題を、우려가 커지는 가운데が背景を示しています。
同じ内容でも文体が変わります。続いて、友人同士のくだけた会話です。
ニュースの발표하다 / 에 관하여 / 우려가 커지는 가운데が、会話では발표했대 / 에 관해서 / 커지는 와중에に変わっています。改まった記事を読んだ後、友人との会話では場面に合った表現に言い換えています。
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Q 1 / 5よくある質問
会話では해요/습니다を使うのに、一部の見出しではなぜ-다を使うのですか。
見出しや記事では、会話の丁寧な語尾ではなく書き言葉の文体(문어체)を使います。この文体の平叙文は、動詞が-ㄴ다/-는다、形容詞と이다が-다で終わります。
見出しでは、정부, 새 정책 발표하다(政府、新政策を発表)や물가, 또 오르다(物価、再び上昇)のように、辞書形の-다で言い切ることがあります。정부, 새 정책 발표のように名詞で止める見出しも多く、물가 또 오른다のように-ㄴ다を使う見出しもあります。
話し手の気持ちを交えず客観的に述べる言い方で、会話の발표해요とは文体が違います。文章で使う-ㄴ다/-는다は[4級のニュース文体](/ja/blog/korean-news-incidents/)で学びました。
見出しは読めれば十分で、会話で使う必要はありません。
에 관하여・에 관해・에 대하여はどう違いますか。
에 관하여と、その縮約形の에 관해は、どちらも「~について・~に関して」という意味です。報告書や議題、記事などによく使われます。
환경 문제에 관하여 논의했다は「環境問題について議論しました」です。에 대하여 / 에 대해も「~について」を表し、特に短い形は会話でもよく使います。
그 일에 대해 이야기했어요は「そのことについて話しました」です。改まった文章ではどちらも使えますが、에 관하여は特定の話題に焦点を当てる響きがあり、에 대해はより幅広く使えます。
見出しや報告書の題名では、에 관하여や、名詞を修飾する에 관한(~に関する)が最も報道らしく響きます。
-는 가운데と-는 동안・-으면서はどう違いますか。
どれも同じ時間帯の出来事を結び付けますが、焦点が異なります。-는 동안は時間の長さや期間を表し、회의가 진행되는 동안は「会議が進んでいる間」です。
-으면서は同じ主体の二つの動作を結び付け、음악을 들으면서 일해요は「音楽を聴きながら仕事をします」です。-는 가운데は「~する中で」と、主な出来事を取り巻く状況を示します。
ニュースでは、緊張を伴う状況や注目される状況を背景として述べる際によく使います。우려가 커지는 가운데 정부가 대책을 내놨다は「懸念が高まる中、政府が対策を打ち出しました」です。
単なる期間ではなく、出来事の背景を伝えたいときに使います。