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韓国語のヌンチと体面:-는 척하다・-은 채로・-다가는

対人関係で使う-는 척하다(아무렇지 않은 척했어요:平気なふりをしました)、-은 채로(구두를 신은 채로 들어갔어요:革靴を履いたまま入りました)、-다가는(이러다가는 늦겠어요:このままでは遅れそうです)を学びます。

公開日:

A

執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)

L5-19 🎯 レベル5 · TOPIK 5 ⚡ 最後に5問クイズ

気持ちや対人関係を語るときに役立つ、3つの表現を学びます。-는 척하다 は「ふりをする」です(아무렇지 않은 척했어요:平気なふりをしました)。-은 채로 は、動作の結果の状態を保ったまま次のことをする表現です(구두를 신은 채로 들어갔어요:革靴を履いたまま入りました)。-다가는 は、続けると悪い結果になると注意します(이러다가는 늦겠어요:このままでは遅れそうです)。

これらは、체면(体面、面子)や 눈치(周囲の空気を読む力)について話すときにも使えます。どちらも韓国の対人関係を考えるうえで大切な言葉です。

韓国で人と関わる場面では、체면 を保ったり、눈치 を働かせたりすることがあります。がっかりしても表に出さない、言葉にならない気持ちを察する、相手との距離の取り方を考える、といった場面です。

前のレッスンでは柔らかい伝え方と共感の表現を練習しました。今回は、人前でどう振る舞うかを説明する表現を加えます。まずは重要な語彙から始めます。

体面や気遣いに関する10の単語

체면 や 눈치、そして面子を保つことに関わる語彙です。

눈치
nun-chi
察する力、空気を読む力
그는 눈치가 정말 빨라요 — geu-neun nun-chi-ga jeong-mal ppal-la-yo — 彼は本当に察しがよいです
체면
che-myeon
体面、面子
체면을 지키고 싶었어요 — che-myeo-neul ji-ki-go si-peo-sseo-yo — 面子を保ちたかったです
눈치를 보다
nun-chi-reul bo-da
相手の顔色や反応をうかがう
자꾸 상사 눈치를 봐요 — ja-kku sang-sa nun-chi-reul bwa-yo — つい上司の顔色をうかがってしまいます
창피하다
chang-pi-ha-da
恥ずかしい
너무 창피해서 고개를 숙였어요 — neo-mu chang-pi-hae-seo go-gae-reul su-gyeo-sseo-yo — あまりに恥ずかしくて、うつむきました
아무렇지 않다
a-mu-reo-chi an-ta
何ともない、平気な
아무렇지 않은 척했어요 — a-mu-reo-chi a-neun cheo-kae-sseo-yo — 平気なふりをしました
배려
bae-ryeo
配慮、思いやり
작은 배려가 고마웠어요 — ja-geun bae-ryeo-ga go-ma-wo-sseo-yo — ささやかな気遣いがありがたかったです
분위기
bun-wi-gi
雰囲気
분위기를 깨고 싶지 않았어요 — bun-wi-gi-reul kkae-go sip-ji a-na-sseo-yo — 雰囲気を壊したくありませんでした
참다
cham-da
我慢する、こらえる
화를 꾹 참았어요 — hwa-reul kkuk cha-ma-sseo-yo — 怒りをぐっとこらえました
솔직하다
sol-ji-ka-da
率直な、正直な
솔직하게 말해도 돼요 — sol-ji-ka-ge mal-hae-do dwae-yo — 率直に話しても大丈夫です
속마음
song-ma-eum
本心、心の内
속마음을 잘 안 드러내요 — song-ma-eu-meul jal an deu-reo-nae-yo — あまり本心を表に出しません

〜ふりをする — -는 척하다 と -는 체하다

実際とは違う様子を見せることを表すには、動詞の現在の動作に -는 척하다、形容詞の状態に -은 척하다 などの形を使います。形容詞の語幹が母音で終わる場合はㄴを付け、ㄹで終わる場合はㄹを落としてㄴを付けます。動詞でも、すでにしたことを装う場合は完了の連体形を使います。本当の気持ちを隠して面子を保つ場面でも使う文法です。

-는 척하다 — 実際とは違う様子を見せる
動詞 + -는 척하다・形容詞 + -은 척하다(〜ふりをする)

속상했지만 아무렇지 않은 척했어요 = つらかったのですが、平気なふりをしました 다 알면서 모르는 척했어요 = 全部知っていながら、知らないふりをしました 피곤해서 자는 척했어요 = 疲れていたので、眠っているふりをしました 안 들리는데도 알아듣는 척했어요 = 聞こえないのに、話がわかるふりをしました

よく似た表現に -는 체하다 があります。意味はほぼ同じで、やや文章的な響きがあります。모르는 체하다 = 모르는 척하다 です。会話では 척하다 がよく使われますが、文章では 체하다 にも出会うので、どちらも読めるようにしておくと役立ちます。

〜したまま — -은 채로

-은 채로 は、動作の結果の状態を変えずに次のことをする表現です。ここでは、完了を表す連体形-(으)ㄴを使います。ㄹ以外のパッチムがあれば -은、母音で終わればㄴを付けます。ㄹで終わる語幹は、ㄹを落としてㄴを付けます。

-은 채로 — 状態を保ったまま
動詞 + -(으)ㄴ 채(로)(〜したまま)

구두를 신은 채로 방에 들어갔어요 = 革靴を履いたまま部屋に入りました 불을 켠 채로 잠들었어요 = 明かりをつけたまま眠ってしまいました 눈을 감은 채로 음악을 들었어요 = 目を閉じたまま音楽を聴きました 창문을 열어 둔 채로 외출했어요 = 窓を開けたまま外出しました

척하다 との違いは、実際にその状態が続いているかどうかです。채로 はふりをするのではなく、状態をそのまま保つことを示します。신은 채로 なら、本当に靴を履いたままです。신은 척하다 なら、履いたふりをしていることになります。

このまま続けると — -다가는

-다가는 は、会話では -다간 とも言います。今の行動を続けると悪い結果になると注意する表現で、通常は望ましくない結果を示します。

-다가는 — 悪い結果への注意
動詞 + -다가는(続けると悪い結果になる)

이러다가는 늦겠어요 = このままでは遅れそうです 계속 참다가는 병나요 = ずっと我慢していると、体を壊します 눈치만 보다가는 기회를 놓쳐요 = 人の顔色ばかりうかがっていると、チャンスを逃します 무리하다가는 쓰러질 거예요 = 無理をしていると、倒れてしまいます

すでに学んだ -다가 は、動作の中断や切り替えを表しました。これに 는 がつくと、ここでは行動を続けた場合の結果を警告する形になります。よい結果を予測するときは、意味に応じて -으면 や -다 보면 を使います。

面子を保つために気持ちを隠す

傷ついた気持ちを隠している人と、その様子に気づいた友人の会話です。

面子と本当の気持ち -는 척하다 + -은 채로 + -다가는 の会話例
아까 회의에서 괜찮았어? 표정이 안 좋던데. さっきの会議、大丈夫だった? 表情が暗かったけど。
속상했는데 아무렇지 않은 척했어. つらかったけど、平気なふりをしてた。
그렇게 계속 참다가는 너만 힘들어져. そうやってずっと我慢してたら、自分ばかりつらくなるよ。
알아. 근데 다들 보는 데서 체면이 있으니까. わかってる。でも、みんなが見てるところだと面子もあるし。
눈치 보느라 속마음을 숨긴 채로 살면 지쳐. 人の顔色をうかがって、本音を隠したまま過ごしてたら疲れる。
맞아. 모르는 척하는 것도 하루 이틀이지. ほんとに。いつまでも気づかないふりはできないし。
다음엔 솔직하게 말해. 내가 들어 줄게. 今度は正直に話して。話なら聞くから。
고마워. 너한테는 안 숨겨도 될 것 같아. ありがとう。話す相手が君なら、隠さなくてもよさそう。

会話の中で、3つの形がそれぞれ役割を果たしています。아무렇지 않은 척했어 は、체면 を守るために気持ちを隠したことを表します。숨긴 채로 살면 は、隠した状態を保って生活することを示します。참다가는 は、我慢し続けた先の結果を警告しています。

눈치 や 체면 が関わる場面も、このように具体的な行動として説明できます。

⚡ 2分チェック

Q 1 / 5
🎮 レベル5(TOPIK 5)の単語ゲーム →

よくある質問

-는 척하다 と -은 채로 はどう違いますか。

どちらも状態に関わりますが、役割は異なります。-는 척하다 は「ふりをする」という意味です。

모르는 척하다(知らないふりをする)、자는 척하다(眠っているふりをする)、아무렇지 않은 척했다(平気なふりをしました)のように、実際とは違う様子を見せます。一方、-은 채로 は、ある動作をした結果の状態を変えずに、次のことをする表現です。

구두를 신은 채로 들어갔다(革靴を履いたまま入りました)、불을 켠 채로 잤다(明かりをつけたまま寝ました)、눈을 감은 채로(目を閉じたまま)のように使います。ふりをするのではなく、その状態が実際に続いています。

接続では、척하다 は動詞の現在の動作に -는、形容詞には -은 などの連体形を使います。채로 は、「〜したまま」の意味では動作の完了を表す連体形 -(으)ㄴ につきます(母音で終わる語幹では켠のようにㄴ)。

눈치 と 체면 はどう違い、韓国の人間関係ではどのような役割がありますか。

체면(体面)は、他人の目に映る自分の立場や面子です。눈치 は、相手の言葉にならない気持ちや場の空気を察する力で、互いの 체면 を守る行動にもつながります。

눈치가 빠르다 は「察しがよい」、눈치가 없다 は「空気が読めない」、눈치를 보다 は「相手の顔色をうかがう」という意味です。韓国の会話では、はっきり断らずに気持ちを伝える場面もあります。

そのようなとき、눈치껏(様子を察して)本意を読み取り、双方の 체면 を損なわないようにします。日本語の「空気を読む」「面子を保つ」にも通じる考え方です。

このレッスンで扱う 아무렇지 않은 척하다(平気なふりをする)や 눈치를 보다 は、こうした対人場面を説明するときに役立ちます。

-다가는 は必ず悪い結果につながりますか。

通常は、今の行動を続けると望ましくない結果になると注意する表現です。-다가는 は会話で -다간 と短くなることもあります。

이러다가는 늦겠다(このままじゃ遅れそう)、게임만 하다가는 시험 망쳐(ゲームばかりしていると試験で失敗するよ)、무리하다가는 병나요(無理をすると体を壊します)などです。「このまま続けると悪い結果になる」という形で警告や注意を伝えます。

前に学んだ -다가 は、動作の中断や切り替えを表しました。これに 는 がつくと、ここでは行動を続けた場合の結果を警告する形になります。

よい結果を予測するときは、伝えたい意味に応じて -으면 や -다 보면 を使います。