韓国語の命令・勧誘の間接話法:-(으)라고 하다・-자고 하다
命令は-(으)라고 하다(빨리 오라고 했어요 — 早く来るように言われました)、勧誘は-자고 하다(같이 가자고 했어요)で伝えます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語では、命令は-(으)라고 하다(빨리 오라고 했어요 — 早く来るように言われました)、勧誘は-자고 하다(같이 가자고 했어요 — 一緒に行こうと言いました)で伝えます。依頼した本人のためなら-어/아 달라고 하다(친구가 도와 달라고 했어요 — 友達が自分を手伝ってほしいと頼みました)、第三者のためなら-어/아 주라고 하다(동생을 도와 주라고 했어요 — 弟を手伝ってあげるように言われました)を使います。言い訳などを並べるときは-다거나を使います(아프다거나 바쁘다거나 핑계를 댔어요)。
この課で、間接話法の基本的な活用がそろいます。
前の課では、-다고と-냐고で発言や質問を伝える形を学びました。今回は、命令・提案・依頼を伝えます。
韓国語では、それぞれに対応する引用の語尾を使います。特に依頼の달라と주라は、誰のために頼むかを区別する必要があります。
使い分けを整理すると、さまざまな種類の文を伝えられるようになります。
命令や依頼に関する単語10語
指示、提案、頼み事を伝えるときに使う単語です。
命令と勧誘を伝える — -(으)라고 / -자고 하다
-(으)라고 하다は「〜しなさい」という命令を、-자고 하다は「〜しよう」という勧誘を伝えます。
命令の引用では、下の「食べる」の例のように、ㄹ以外のパッチムで終わる語幹に으を加えます。ㄹ語幹では으を加えません。
빨리 오라고 했어요 = 早く来るように言われました(命令・母音語幹) 천천히 먹으라고 했어요 = ゆっくり食べるように言われました(命令・子音語幹 +으) 같이 가자고 했어요 = 一緒に行こうと言いました(勧誘) 친구가 영화를 보자고 했어요 = 友達が映画を見ようと言いました(勧誘)
否定の形も対応しています。「〜しないで」という命令は-지 말라고です(가지 말라고 했어요 = 行かないように言われました)。「〜しないでおこう」という勧誘は-지 말자고です(가지 말자고 했어요 = 行かないでおこうと言いました)。
依頼した本人のために頼む — -어/아 달라고 하다
行為の恩恵を受けるのがもともと依頼した本人なら、-어/아 달라고 하다を使います。주다が特別な形の달라になり、依頼者自身のためにしてほしいという頼みを表します。
친구가 좀 도와 달라고 했어요 = 友達が自分を少し手伝ってほしいと頼みました 돈을 빌려 달라고 했어요 = 自分にお金を貸してほしいと頼みました 사진을 찍어 달라고 했어요 = 自分のために写真を撮ってほしいと頼みました 창문을 열어 달라고 했어요 = 自分のために窓を開けてほしいと頼みました
どの例も、依頼者から見ると「私を手伝って」「私に貸して」「私のためにして」という内容です。달라は、こうした依頼者自身のためにしてほしいという要求を引用する形です。
第三者のために頼む — -어/아 주라고 하다
行為の恩恵を受けるのが依頼者以外の人なら、-어/아 주라고 하다を使います。この場合、주다は通常の命令形주라になります。
엄마가 동생을 도와 주라고 하셨어요 = 母が弟を手伝ってあげるように言いました 할머니께 자리를 양보해 주라고 했어요 = おばあさんに席を譲ってあげるように言われました 친구에게 책을 빌려 주라고 했어요 = 友達に本を貸してあげるように言われました 아이에게 밥을 먹여 주라고 했어요 = 子どもにご飯を食べさせてあげるように言われました
比べると、도와 달라고は「私を手伝って」と依頼者自身への助けを求める形、도와 주라고は「別の人を手伝ってあげて」という形です。「誰が助けを受けるのか」を確認すると、달라と주라を選びやすくなります。
言い訳や発言を並べる — -는다거나/-다거나
複数の発言や言い訳を「〜と言ったり、〜と言ったり」と並べるには、-다거나を使います。動詞は-ㄴ다거나/-는다거나、形容詞は-다거나です。
아프다거나 바쁘다거나 하면서 핑계를 댔어요 = 具合が悪いとか忙しいとか言って、言い訳をしました 가겠다거나 안 가겠다거나 분명하지 않아요 = 行くと言っているのか、行かないと言っているのか、はっきりしません 주말에 잔다거나 게임을 한다거나 그래요 = 週末は寝るとかゲームをするとか、そんなことをしています 음식이 짜다거나 싱겁다거나 불평했어요 = 料理が塩辛いとか味が薄いとか、不満を言っていました
この形は、理由や選択肢をいくつか挙げ、内容を限定しない言い方に使えます。핑계를 대다(言い訳をする)と組み合わせると、理由をあれこれ挙げて断ろうとする様子を伝えられます。ただし、週末の例のように行動の例を並べる用法もあり、いつも発言や言い訳を表すわけではありません。
命令や言い訳を会話で伝える
上司の指示、同僚の頼み事、友達の言い訳を伝える会話です。引用の形に注目します。
끝내라고は命令、하자고は勧誘、도와 달라고はミンス自身のための依頼、아프다거나 바쁘다거나は言い訳の列挙です。発言・質問に加えて命令・勧誘・依頼の形を使うと、さまざまな内容を伝えられます。
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Q 1 / 8よくある質問
-(으)라고 하다と-자고 하다はどう違いますか。
どちらも発言を伝えますが、元の文の種類が異なります。-(으)라고 하다は命令や指示を伝えます。
선생님이 조용히 하라고 하셨어요は「先生が静かにするようにおっしゃいました」、빨리 오라고 했어요は「早く来るように言われました」です。動詞語幹に付け、가다 → 가라고、먹다 → 먹으라고になります。
後者のように、ㄹ以外のパッチムで終わる語幹では으を加えます。ㄹ語幹では으を加えません。
-자고 하다は「一緒に〜しよう」という勧誘や提案を伝えます。같이 가자고 했어요は「一緒に行こうと言いました」、친구가 영화를 보자고 했어요は「友達が映画を見ようと言いました」です。
つまり、-(으)라고は「しなさい」、-자고は「しよう」に対応します。
-어/아 달라고 하다と-어/아 주라고 하다はどう使い分けますか。
どちらも依頼を伝えますが、誰のための行為かによって使い分けます。もともと依頼した本人のためなら-어/아 달라고 하다です。
친구가 좀 도와 달라고 했어요は「友達が自分を少し手伝ってほしいと頼みました」、돈을 빌려 달라고 했어요は「自分にお金を貸してほしいと頼みました」です。第三者のためなら-어/아 주라고 하다を使います。
엄마가 동생을 도와 주라고 하셨어요は「母が弟を手伝ってあげるように言いました」です。달라は元の依頼者に、주라は別の人に行為の恩恵が向かいます。
日本語の「〜してほしいと頼む」と「〜してあげるように言う」を手がかりにすると、視点の違いを整理できます。
言い訳を並べる-는다거나/-다거나はどう使いますか。
-다거나は発言の例や選択肢を並べ、言い訳や曖昧な返事にも使います。「内容A-다거나、内容B-다거나」のように続ける形がよく見られます。
動詞は-ㄴ다거나/-는다거나です(간다거나、먹는다거나)。形容詞は-다거나です(아프다거나、바쁘다거나)。
名詞には-(이)라거나を付けます(학생이라거나)。아프다거나 바쁘다거나 하면서 핑계를 댔어요は「具合が悪いとか忙しいとか言って、言い訳をしました」です。
가겠다거나 안 가겠다거나 분명하지 않아요は「行くと言っているのか、行かないと言っているのか、はっきりしません」と不明確さを伝えます。「〜と言ったり、〜と言ったり」のように、複数の発言をまとめる表現です。