韓国語の文語体:-(으)므로・에 의하여・-는다の使い方
論述文は해요ではなく-는다などで結びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語の論述文では해요ではなく-는다などの文末を使います。-(으)므로は、書き言葉で理由や根拠を示します(규정을 위반했으므로 책임을 진다 — 規定に違反したため、責任を負います)。
에 의하여 / 에 의해(서)は根拠や動作主を示します(법에 의하여 정해진다 — 法律によって定まります。전문가에 의해 분석되었다 — 専門家によって分析されました)。
에 의하면は情報源を示します(통계에 의하면 인구가 줄고 있다 — 統計によると、人口が減っています)。
韓国語能力試験(TOPIK)IIの論述や公的な報告書で使う文体です。第7章の最後に、改まった書き言葉を学びます。
第7章では、就職面接でハムニダ体(합니다체)、プレゼンテーションで-으며と-으로써を学びました。今回は書く場面へ進みます。3級の日記レッスンで学んだ-는다の文末に、論述に必要な接続表現を組み合わせます。
TOPIK IIの作文・第54問にもつながる内容です。まず、文章を書くときの語彙を確認します。
改まった文章に使う12語
文体や構成、文語体(문어체)を使う文章の種類を表す語です。
文語体の文末 — -ㄴ다/-는다の復習
このレッスンで扱う論述文は해요で終えず、常体で統一します。動詞の現在形は、母音で終わる語幹に**-ㄴ다**、子音で終わる語幹に**-는다を付けます。語幹末がㄹの場合は、その子音を落として母音語幹と同じ形にします。形容詞と이다は辞書形の-다です。過去は-았/었다**、未来は**-(으)ㄹ 것이다**を使います。
日記のレッスンで学んだ形が、論述文や報告書の基本になります。
인구가 빠르게 줄어든다 = 人口が急速に減っています(動詞。-ㄴ다の前で語幹末のㄹが落ちます) 정부가 대책을 마련한다 = 政府が対策を講じます(動詞) 이 자료는 매우 객관적이다 = この資料は非常に客観的です(名詞+이다。文末は-다) 연구 결과가 발표되었다 = 研究結果が発表されました(過去) 앞으로 변화는 더 커질 것이다 = 今後、変化はさらに大きくなるでしょう(未来)
動詞と、性質・状態を述べる表現を区別します。인구가 줄어든다は動詞なので-ㄴ다、자료가 객관적이다は名詞+이다(指定詞)なので-다です。下書きを読み、現在形の動詞には-ㄴ다/-는다、形容詞や名詞述語には-다を使っているか確認します。
書き言葉で理由を示す — -(으)므로
改まった文章で**「〜なので、〜のため」と理由を示すには、語幹に-(으)므로**を付けます。-아서と異なり、この接続語尾の前に過去の形を置けます(왔으므로)。後ろの文を過去形にできるのは両方に共通するため、違いを混同しないようにします。ここでは事実の原因や判断の根拠を述べる使い方を学びます。
규정을 위반했으므로 책임을 진다 = 規定に違反したため、責任を負います 비가 왔으므로 행사가 취소되었다 = 雨が降ったため、行事が中止されました 자원이 부족하므로 절약이 필요하다 = 資源が不足しているため、節約が必要です 근거가 충분하므로 결론은 타당하다 = 根拠が十分なので、結論は妥当です 이는 명백한 사실이므로 의심할 수 없다 = これは明白な事実なので、疑う余地がありません
語幹に接続します(먹다 → 먹으므로、크다 → 크므로、이다 → 이므로)。すでに起きた原因には過去の-았/었으므로を使います(위반했으므로、왔으므로)。会話では-아서/-니까がよく使われ、論述では-(으)므로が理由を明確に示す表現になります。
「によって」と「によると」— 에 의하여 / 에 의해(서) / 에 의하면
根拠・原因・受け身の動作主を示すには、에 의하여またはその縮まった形の**에 의해(서)**を使います。日本語の「によって、により」に近い表現です。
情報源を示す「によると」には、에 의하면を使います。どちらも名詞に付きますが、後ろに何を述べるかが違います。
이 제도는 법에 의하여 정해진다 = この制度は法律によって定まります 자료는 전문가에 의해 분석되었다 = 資料は専門家によって分析されました 도시는 전쟁에 의해서 파괴되었다 = 都市は戦争によって破壊されました 통계에 의하면 인구가 줄고 있다 = 統計によると、人口が減っています 연구에 의하면 수면이 기억을 돕는다 = 研究によると、睡眠は記憶を助けます
에 의하여 / 에 의해は何によって起きるか、決まるかを示します(법에 의하여 정해진다=法律によって定まります)。에 의하면は情報源が伝える内容を導きます(통계에 의하면=統計によると)。どちらも文語体(문어체)でよく使いますが、書く場面だけに限定されません。日常会話なら법으로 정해져요や통계를 보면のような表し方もできます。
ヘヨ体(해요체)・ハムニダ体(합니다체)・-는다の使い分け
ここでは代表的な3つの文体を比べます。書く目的や相手に合わせて選ぶことが大切です。
ヘヨ体(해요체)の와요、좋아요は、日常会話やメッセージで使う丁寧な表現です。
ハムニダ体(합니다체)の옵니다、좋습니다は、発表、面接、案内などの改まった場面で使います。面接のレッスンでも扱いました。手紙や案内文にも使えるため、話し言葉だけの文体ではありません。
文語体(-는다 문어체)の온다、좋다は、特定の聞き手に話しかけない論述文、報告書、ニュース記事、TOPIK IIの第54問などに使います。会話ではヘヨ体(해요체)やハムニダ体(합니다체)、論述では-는다などの常体を選ぶのが、このレッスンでの目安です。
좋아요 → 좋습니다 → 좋다 = よい 먹어요 → 먹습니다 → 먹는다 = 食べる 갔어요 → 갔습니다 → 갔다 = 行った 학생이에요 → 학생입니다 → 학생이다 = 学生だ 중요해요 → 중요합니다 → 중요하다 = 重要だ
右端の文語体は、좋습니다のような聞き手への丁寧さを示さず、좋다で言い切っています。
TOPIKの論述では、ハムニダ体(합니다체)やヘヨ体(해요체)で文を終えると減点対象になります。-는다などの常体で統一し、論述に適した文体で書きます。
TOPIK IIの作文に使う段落の型
-는다、-(으)므로、에 의하여 / 에 의하면を使った短い段落です。第54問の論述で、話題や根拠に合わせて構成を考える参考になります。
현대 사회에서 환경 문제는 점점 심각해지고 있다. 통계에 의하면 도시의 대기 오염이 매년 늘고 있다. 이러한 오염은 주로 자동차와 공장에 의해 발생한다. 환경이 나빠지면 건강에도 큰 영향을 주므로 대책이 시급하다. 따라서 정부와 개인이 함께 노력해야 한다. 즉, 작은 실천이 모여 큰 변화를 만든다.
部分ごとに読むと、심각해지고 있다 / 늘고 있다 / 발생한다は常体の文末です。前の2つは進行を表す形で、すべてが-는다の形になるわけではありません。통계에 의하면は情報源、자동차와 공장에 의해は原因、주므로は理由を示し、따라서と즉が論理をつないでいます。話題を환경から교육、건강、기술に替える場合も、この構成を参考にできます。ただし、話題に合う根拠と内容に書き換えます。
文語体(문어체)で書く場面とヘヨ体(해요체)で話す場面
友人同士が文体の使い分けを話しています。カカオトークは、韓国で広く使われる、日本のLINEに相当するメッセージアプリです。
会話自体は相手に話しかける口語体ですが、引用した論述の文末(나빠진다、필요하다)は文語体(문어체)です。なお、チャットにはパンマルも使われています。会話か論述かという目的に応じて、文体を選びます。
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Q 1 / 8よくある質問
理由を表す-아서/-니까と-(으)므로は、どう使い分けますか。
どれも理由を表しますが、文体が異なります。-(으)므로は論述文、報告書、契約書、韓国語能力試験(TOPIK)IIの作文などに合う改まった表現です。
규정을 위반했으므로 책임을 진다(規定に違反したため責任を負います)、비가 왔으므로 행사가 취소되었다(雨が降ったため行事が中止されました)のように使います。-아서/-니까は日常会話でもよく使い、비가 와서 행사가 취소됐어요と表せます。
-(으)므로は語幹に付きます(먹다 → 먹으므로、크다 → 크므로)。完了した原因を示す場合は-았/었으므로を使えます。
-아서との時制の違いは、主に接続語尾の前に過去の形を置ける点です(왔으므로)。後ろの文はどちらでも過去形にできます。
ここでは、-(으)므로で事実の理由や根拠を述べる用法を押さえます。
에 의하여、에 의해(서)、에 의하면の違いは何ですか。
共通するのは의하다(基づく、よる)です。에 의하여と에 의해(서)は同じ役割です。
에 의하여は改まった長い形、에 의해(서)は縮まった形です。根拠や受け身の動作主を示し、법에 의하여 정해진다(法律によって定まります)、전문가에 의해 분석되었다(専門家によって分析されました)と使います。
에 의하면は情報源を示す「によると」です。통계에 의하면 인구가 줄고 있다(統計によると人口が減っています)、뉴스에 의하면(ニュースによると)が例です。
「何によって起きるか、決まるか」には에 의하여/에 의해、「何の情報によると」には에 의하면を選びます。
文語体では動詞も形容詞も-는다で終わりますか。
いいえ。動詞の現在形は、母音で終わる語幹に-ㄴ다(가다 → 간다)、子音で終わる語幹に-는다(먹다 → 먹는다、읽다 → 읽는다)を付けます。
ただし、語幹末がㄹの場合は、その子音を落として母音語幹と同じ形にします(줄어들다 → 줄어든다)。形容詞と이다は辞書形の-다です。
춥다(寒いです)、좋다(よいです)、객관적이다(客観的です)、학생이다(学生です)が例です。인구가 줄어든다は動詞、결과가 객관적이다は名詞+이다(指定詞)の文です。
ヘヨ体(해요체)の먹어요/와요は動詞なので-는다/-ㄴ다、좋아요/추워요は形容詞なので-다になります。過去の-았/었다(갔다、분석되었다)や未来の-(으)ㄹ 것이다も使えます。