韓国語の文体と敬語の使い分け:ハムニダ体・ヘヨ体・パンマル
ハムニダ体の하십시오체(그 사람도 갑니다)、ヘヨ体の해요체(그 사람도 가요)、パンマルの해체·반말(그 사람도 가)、文章体の한다체·문어체(그 사람도 간다)を比べ、-거들랑2(사실 나도 잘 모르거들랑)も学びます。
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執筆 Alvin Lim 韓国語教員2級(韓国国家資格)
韓国語は、同じ内容でも場面に応じて文末を変えます。그 사람도 갑니다は放送や発表で使うハムニダ体の하십시오체、그 사람도 가요は日常の丁寧な会話に使うヘヨ体の해요체、그 사람도 가は親しい友達同士で使うパンマル(韓国語のタメ口)の해체·반말、그 사람도 간다は記事や論説文に使う常体の한다체·문어체です。
さらに、親しい会話では、理由や事情を打ち明ける-거들랑2も使います。사실 나도 잘 모르거들랑は「実は私もよく分からないんだ」という意味です。上級では、形を知るだけでなく、場面に合う言い方を選ぶ力が大切です。
これらの文体は、ヘヨ体(해요체)の最初のレッスンから少しずつ学んできました。今回は並べて比較し、それぞれがどのような場面に合うかを整理します。
ここでの目標は、文体を見分けて、使われる場面を理解することです。古い言い方まで、すべて自分で使いこなす必要はありません。まず、文体や話し方を説明する10語を確認します。
文体と話し方を表す10語
改まった丁寧な文体:ハムニダ体(하십시오체)
**ハムニダ体(하십시오체)**は、-ㅂ니다/-습니다、命令・指示では-십시오を使う、改まった丁寧な文体です。
ニュースキャスターの話し方や、壇上での発表、軍隊、地位がはるかに上の相手に話す場面などで使います。強い敬意を示すとともに、相手との距離も感じさせます。
그 사람도 갑니다 = あの人も行きます(改まった伝え方) 지금부터 발표를 시작하겠습니다 = これから発表を始めます 이쪽으로 오십시오 = こちらへお越しください 잠시만 기다려 주십시오 = 少々お待ちください
公の場や、上下関係を意識する場面に合う文体です。普段パンマルで話す友達に使うと、不自然なほど堅く聞こえることがあります。この違いからも、文体が人間関係を表すことが分かります。
日常の丁寧な文体:ヘヨ体(해요체)
**ヘヨ体(해요체)**は、-아요/-어요を使う、丁寧で柔らかい文体です。同僚、店員、知り合いなど、改まりすぎずに丁寧に話したい相手との日常会話に広く使えます。
그 사람도 가요 = あの人も行きます(日常の丁寧な言い方) 여기 잠깐 앉으세요 = ここに少しお掛けください 이거 정말 맛있어요 = これ、本当においしいです 내일 같이 갈까요? = 明日、一緒に行きませんか?
学習者が日常で使う機会の多い文体が、ヘヨ体の해요체です。ハムニダ体の하십시오체ほど距離を置かずに、丁寧さを示せます。ただし、どんな形にも요を付ければよいわけではありません。各表現に合う語尾を選びます。
親しい間柄の文体:パンマル(해체·반말)
上の「行きます」の例で語末の요を取ると、**パンマル(반말)**の一種であるヘ体(해체)になります。親しい友達や親しい同年代の人、子どもなどに使います。中心となるのは-아/어などの語尾です(가 = 가 + -아)。動詞の語幹をそのまま使うという規則ではありません。
그 사람도 가 = あの人も行く 나 오늘 좀 바빠 = 私、今日ちょっと忙しい 같이 밥 먹으러 가자 = 一緒にご飯食べに行こう 그거 진짜 웃기다 = それ、本当に面白い
パンマルの반말は親しさを表す一方、相手を誤ると失礼でなれなれしく聞こえます。そのため、切り替える前に「말 놓자(タメ口で話そう)」と確認することがあります。
文章の常体と親しい文末表現:한다체·문어체 + -거들랑2
記事・論説文・報告書・日記などでは、特定の聞き手を想定しない常体の한다체/문어체(-ㄴ다/-는다)が使われます。一方、親しい会話では、理由や事情を打ち明ける**-거들랑2**という文末表現もあります。
그 사람도 간다 = 「あの人も行く」(文章の常体) 정부는 대책을 마련한다고 발표했다 = 「政府は対策を講じると発表した」 사실 나도 잘 모르거들랑 = 実は私もよく分からないんだ 나 그날은 좀 바쁘거들랑 = その日はちょっと忙しいんだ
常体の한다체は文章でよく使いますが、会話にも現れます。対して-거들랑2は親しい会話や会話調のメッセージに合う表現です。以前学んだ条件の「〜なら・〜したら」を表す-거들랑1とは区別します。ここでの-거들랑2は、単独で文を終え、理由や事情を伝える語尾です。
同じ内容を5つの形で比較
「あの人も行く」という同じ内容を並べました。それぞれの表現が、どのような場面に合うかを比べてください。
하십시오체(ハムニダ体・放送や発表): 그 사람도 갑니다. 해요체(ヘヨ体・日常の丁寧な会話): 그 사람도 가요. 해체·반말(パンマル・親しい友達同士): 그 사람도 가. 한다체·문어체(文章の常体・記事や論説文): 그 사람도 간다. -거들랑2(親しく事情を伝える言い方): 그 사람도 가거들랑.
伝える内容は、どれも「あの人も行く」です。壇上では改まった丁寧な文体、同僚には日常の丁寧な文体、親しい友達にはパンマル、記事には文章の常体を使います。最後の形には、相手に事情を打ち明ける気持ちも加わります。
場面に合う文体を先生に尋ねる
大切なのは、場面に合う文体を選ぶことです。学習者と先生の会話で確かめます。
先生が求めているのは、古い言い方を新たに作ることではなく、それぞれを使う場面を判断することです。壇上なら갑니다、日常会話なら가요、親しい友達には가、文章では간다が目安です。文体を見分けて場面に合わせることが、このレッスンの目標です。
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Q 1 / 8よくある質問
韓国語の主な文体は、改まり方や丁寧さによってどう違いますか。
ハムニダ体の하십시오체(-ㅂ니다/-습니다 ― 갑니다)は、放送・発表・軍隊や、目上の人への改まった場面で使う丁寧な文体です。ヘヨ体の해요체(-아요/-어요 ― 가요)は、日常で広く使える、柔らかく丁寧な文体です。
パンマルの해체/반말(-아/어 ― 가)は、親しい友達や親しい同年代の人、子どもなどに使います。한다체/문어체(-ㄴ다/-는다 ― 간다)は、ここでは特定の聞き手を想定しない記事・論説文・報告書・日記などの常体を指します。
「あの人も行く」という同じ内容でも、갑니다 / 가요 / 가 / 간다と形が変わります。丁寧さの違いと、話し言葉・書き言葉の違いを分けて考えると整理しやすくなります。
どの文体を使うかは、どう判断すればよいですか。
聞き手との関係と、話す場面の2点で判断します。初対面の人、年上の人、敬意を示す相手との日常会話ではヘヨ体の해요체(가요)、会議・発表・放送・改まった接客などではハムニダ体の하십시오체(갑니다)が目安です。
パンマルの반말(가)は、親しい友達や親しい年下の人、子どもなど、関係性を確かめてから使います。한다체/문어체(간다)は、このレッスンでは特定の聞き手に語りかけない文章体で、記事・論説文・報告書・説明文などに使います。
相手への話し方に迷ったら、丁寧な文体を選ぶと安心です。丁寧すぎるよりも、不用意なパンマルの반말のほうが失礼に受け取られやすいためです。
-거들랑2はどんな意味で、どのような場面に使いますか。
-거들랑2は、理由や事情を相手に打ち明けるくだけた文末表現です。日本語の「実は〜なんだ」「〜なんだよ」に近い意味です。
사실 나도 잘 모르거들랑は「実は私もよく分からないんだ」、나 그날 바쁘거들랑は「その日は忙しいんだ」です。パンマルの반말と同じく親しい会話に使うため、改まった場面や硬い文章には合いません。
ただし、親しい相手へのメッセージなど、会話調の文章には使えます。以前学んだ条件の「〜なら・〜したら」を表す-거들랑1とは区別してください。
ここでの-거들랑2は、それだけで文を終えて事情を伝える語尾です。